春の光・・というよりも初夏の日差しが花たちを目覚めさせていきます。
花って不思議ですよね。同じ根っこから、水を受け取り、栄養を受け取り、
同じ光を浴びているのに、咲く時も、咲き方も違います。
でも、花たちは、迷うことなく、自分の順番がきたら静かに、そして、力強く咲いていきます。
子どもたちも同じです。ひとり、ひとりが違っていて、ひとり、ひとりが
その子の花を、色をもっています。
急がなくていい、比べなくていい。その子の速さで、その子の色でちゃんと
咲いていくのです。
そして、気づけばみんなでひとつの大きな花を作っているのです。
友だち作りをしているのです。
子どもたちは、私たちが育てているのではありません。
子どもたち自身が自分の力で咲こうとしているのです。
その姿を私たちが受け止め、水を、栄養を、光を届けていく、土をやわらかくして成長しやすいようにしていくこと・・それが私たちの役目だと思っています。
最初から大きな花なんて咲きません。つぼみが出来て少しずつ、少しずつ
開いていきます。そして、大きく成長していくのです。
子どもたち、この花たち・・幼稚園だけでは育てられません。家庭だけでも
育てられません。社会だけでも育てられません。
だからこそ支え合うのです。
子どもを真ん中にして、私たち大人も一緒に育っていく・・
それがこの場所【美和台幼稚園】です。
私はそんな思いで幼児教育と向き合ってきたような気がします。
57年間を。