Vol.370
2024.03.14
☆彡。。・巣立ちの時・卒園式・。。☆彡

令和7年3月12日(水)春の日差しをいっぱい受けて、朝日が東の空から登ってきた。「楽しい卒園式笑顔いっぱいの卒園式思い出いっぱいの卒園式になりますように」と手を合わせた。

春の朝日が笑ったように見えた。そう今日は美和台幼稚園の第52回の卒園式の日だ。もうすぐ卒園式だなぁ~!と一年間を振り返りながら子どもたちと触れ合う時間を大切にして過ごしていたが、あっという間に3月を迎えた。

そして【卒園の時】を迎えた。あれも、これも・・と思っているうちに子どもたちが「園長先生、お部屋に入りたくない」と言ってきた。
どうしたの?」と聞くと「お部屋に入ると卒園式が近づいて幼稚園にこれなくなる」というのだ。

私はビックリした。あぁ~この子どもたちは、私以上に幼稚園のことが好きなんだと思った。もっと、もっと、幼稚園で遊びたいんだと思った。
何と愛おしい子どもたち【みわだいっこ】だろうか・・私は子どもたちを抱きしめて大声で泣いてしまった。

子どもたちが私をギュッと抱き返してくれた。幼稚園を開園して楽しいことばかりではなかった。むしろ、苦しいこと、辛いこと、悲しいこと、悔しいことの方が多かった。それでも頑張ってこれたのはやはり子どもたちの存在だった。

どれだけ子どもたちに励ましてもらったことか、慰めてもらったことか、そして、褒めてもらい、認めてもらい、受け止めてもらった。

子どもたちに【感謝・感謝・大感謝】である。私に52年間(他園の勤務を含めると55年)の経験をさせてくれて「ありがとう」の気持ちでいっぱいなった。

さぁ~この気持ちを大切にして今日の【卒園式】に胸を張って臨むぞと勇気づけられた。子どもたちに笑われない園長として卒園証書を渡そうと思った。【みわだいっこ】【美和台幼稚園】万歳と叫んで家を後にした。

そして、無事に171名の卒園生に卒園証書を渡すことが出来た。