Vol.360
2024.11.01
☆彡。。・11月・霜月・動く季節・。。☆彡

 霜月とは文字のごとく霜が降り始める頃(11月)のことを言い、日本の季節感を表す美しい言葉である。秋の終わりから冬の始まりの頃を象徴している。霜月に行われる行事には、七五三や新嘗祭(にいなめさい)などがあり、豊穣や成長を祝う日本の文化が色濃く反映されている。

ではあるが、今の季節は暖かいのか、暑いのか涼しいのか寒いのか・・が、わからないくらいに気候がハッキリしていない。日本の美しい季節はどこに行ったのか・・と、ちょっと悲しくなる。

それでも動いていく季節を感じている。幼稚園の近くの池にカモたちが帰ってきた。最初は4~5羽くらいだったカモが今では20数羽になった。
季節が進むともっと帰ってくる(飛来)と思う。池の中が賑やかになることであろう。

そのカモにも派閥があるみたいで、いくつかのグループにわかれているようだ。餌をあげてもひとつグループが先陣を切ってやってくると、他のグループは遠巻きに様子を見ている。それを見ていると人の世もカモたちの世界も変わらないなぁ~!と、ついつい笑ってしまった。

池の岸辺に餌をまくと驚いたことに鯉たちが岸を乗り越えんばかりに餌の取り合いをする。そのすさまじさにはさすがのカモたちも太刀打ちができないようだ。尾びれで水をバシャバシャさせてしぶきをあげては近くにいたカメたちを追い払ってしまった。

池の周りには甘い香りを漂わせる金木犀の花や真っ赤なカンナの花、野朝顔
そよそよと揺れるすすきの穂、淡いピンクの花と白の花、また、次の季節で咲くであろう八重椿のつぼみが大きく膨らみ始めている。

色々な花が咲き、秋を迎えてやがて訪れるであろう冬に備えていくカモやカメ
鯉・・・紅葉していく樹々たちが季節の動きを教えてくれている。
動く季節は無駄に動くものは何ひとつとしてない。

私も動く季節に負けないように努力を重ねていかねば!と思った。