運動会が終わり、芋ほり遠足も終わり、子どもたちの成長がぐ~~んとみられる季節になった。遊びも片付けも上手にできるようになった。それも役割分担をしながらの遊び、片付けが出来るようになった。
「シャベルは僕が片付けるからバケツはK君が片付けてね」
「トイレのスリッパはみんなで並べるよ」
「ポケモン(遊具)が汚れているからみんなで掃除するよ」
「水筒が空になったのでお茶をください」
等々の言葉を聞いたときにはビックリした。身長も体重も増えて大きくなったなぁ~!と、思っていたら【心】まで成長しているんだ!って、とても頼もしく思えた【みわだいっこ】である。
今はみんなで《団子作り》を楽しんでいる。ちょっと、濡らした土を両手で
しっかりと丸めてある程度の形が整ったら、乾いた砂(子どもたちはサラサラ砂と言っている)をかけて水分を取っていく。次はキッチンペーパーで丁寧に、丁寧にこすりながら仕上げていく。
次は布で磨きをかけていく。ここでも丁寧に丁寧に全神経を集中しながら磨いている。その様はとても子どもとは思えないような真剣なまなざしである。
まるでノーベル賞を目指す学者のように見える不思議さ。
【みわだいっこ】って凄い!と私をうならせる子どもたちである。
途中でふと我に返り「園長先生みて!こんなにきれいになったよ」と、目をキラキラさせて、得意げに見せる顔は天使のようでもある。
私の口癖・・幼稚園の先生になってよっかたぁ~!の思いがこみ上げてくる。
団子作りといってもただの「団子」ではない。水晶玉のようにピッカピカに
輝いている。さわってもツルンツルンでとても土から作り上げたものにはみえない高価な宝物である。
私もこの水晶玉のように「心」をピカピカに磨きたいと思った。
子どもたちに教えてもらった【団子作り】だった。