新年度が始まって二ヶ月半の時が過ぎた。
遠足があって、保育参観、歯科検診、内科検診、外遊び・・等々を経験して
友だちとの関りが多くなってきている。また、遊びの輪も広がってきた。

と同時に行動範囲も広がり、家庭とは違った、異年齢の集団生活の中で、小さな社会の中で、避けては通れぬ「けんか・けが」も出始めた。
それでも「ごめんね、いいよ」と言ってる姿をみると「このまま心が素直な、純粋な大人になって欲しい」と願っている。

近頃の殺伐としたニュースを見たり聞いたりするたびにそう思う。
親が我が子に手をかけたり、逆に子が親に手をかけたり・・！！
人の命を何と思っているの！と腹立たしくなる。

前回「ツバメの子育て」を紹介したが、人・・人間のほうがつばめに負けているような気がする。

そんな中、今回もたくさんの花を動画にした。バラにはバラの花の良さが、百合には百合の良さが、果物には果物の良さ、じゃがいもにも・・それぞれ違っていてもみんな命をもった生き物である。

クラスの子どもたちも、おとなしい子、元気な子、走り回る子、絵が得意な子、運動が得意な子・・それぞれの子どもたちの集まりが【美和台幼稚園】である。

おむつをしていた子がお兄ちゃんパンツ、お姉ちゃんパンツ（当園ではそうよんでいる）に変わっていく。そして、おもらしがなくなっていく。立派な成長である。

我々（私は）は、その成長を見逃さなくていいように、子どもたちと一緒に手をつないで、一緒に歩いていきたいと思っている。これが５５年間「幼児教育」の道、一筋に携わらせてもらった私の宝物だ。

これからも【一緒に・共に】歩いていきたい。子どもたちと！