今日は小春日和のポカポカ天気である。かといえば肩をすぼめる寒い日もある。
こうやって季節が動いていくのを実感している。
幾度となく池のカモの話を書いたが、羽を怪我して帰郷しなかった一羽のカモのもとに仲間たちが帰ってきた。俗に言う越冬のためにカモたちが池に戻って来たのだ。多分、その中に厳暑を耐え抜いたカモも仲間として泳いでいると思う。
一羽で・・特に暑かった今年の夏を・・よく一羽で耐え抜いたと思う。仲間と一緒に帰郷しないで「羽の傷を癒そう」と決断したことは正しかったのだと思った。(私はカモではないので直接、カモに聞いてはいないので私がそう思っているだけだ)
仲間が帰ってきてその中で一緒に生活が出来ることにホッと一安心したことだろうと思う。エサをあげるとスーッと泳いで近づいてくる。どのカモが怪我をしていたのかはわからないが何だかとても嬉しかった。そして、岸から離れて行くと湖面を年輪が広がって、その湖面を太陽がキラキラと照らし出している。
池全体が息をしているかのように見えた。池もカモも生きている!という事が何だか自然に生かされているような気がした。
幼稚園もみんなで楽しく、みんなで助け合って、みんなで競争して、みんなで笑って・・時には喧嘩もして、大きな、大きな「幸せの花」が、いっぱい、いっぱい咲いていったらいいなと思った。
一年間、傷を負ったカモを見守りながら、仲間の大切さを教えてもらったような気がした。何だか心が温かくなった。池の周りの木々の紅葉が始まりそれを見ているとまた心が温かくなった。
保育の現場でもこの温かさを大切にしたい!と思う昨今である。