Vol.305
2022.07.15
☆彡。。・・ツバメの子育て・・。。☆彡

 梅雨明け宣言が早々と出された今年である。が・・今が梅雨のような天気が続いている。いつもなら我が物顔でモクモク、モクモクと夏空に居座っている入道雲もまだ見えない。入道雲を見るだけで「夏」を感じ取っては暑さも吸収していたのに・・!いつもと何かが違う・・と感じている私である。

そんな中、今年、2回目のツバメの子育てを見ることができた。最初の子育て、「園長先生、あれがツバメさんの赤ちゃんなの?」から始まって子どもたちと一緒に見守ってきた。すると子どもたちから「ツバメさん、頑張れ~!頑張れ~!」のエールの拍手が起こった。子どもって素直だなぁ~!と、思うのと同時に私も一緒に拍手をしていた。

丸々と太ったツバメ。巣から零れ落ちそうなくらいに育ったツバメ。それでも親ツバメは一心不乱にエサを運ぶ。その姿を見ていると人間の方が子育てに負けているような気がした。
そして、月曜日・・子どもたちが「園長先生、ツバメさんたちがいない!」と息を切らして駆け寄ってきた。誰もいない日曜日に巣立ったんだな~と思った。
子どもたちが巣立ちの意味が分かったかどうかは???だが、きっと、理解してくれたと思っている。

それからしばらくしてまたツバメが巣にじっと座っている姿を見つけた。あれ?と思って見ていると別のツバメがその巣を襲ってきた。巣にじっと座っていたツバメは鳴き声を荒立てて必死に抵抗していた。あんな鳴き方をするんだとビックリした。そこへ別のツバメが飛んできて、巣を奪おうとしているツバメを必死に追っ払った。多分、このツバメはつがいだと思う。追い払った後、しばらく巣の近くにいたが、また飛び出して虫を捕まえたのか巣に戻って来た。

今はまた丸々に太ったヒナに一生懸命にエサを運んでいる。子どもたちは「ツバメさんが帰ってきたね」と喜んでいる。ツバメの子育てを見ていて教えられることがいっぱいあった。また再び巣立っていくんだろうな・・と思って巣立ちの時を待っている私である。