寒い、寒い冬に別れを告げて春の足音が聞こえてきた。近隣の池で越冬していたカモも少しづつ飛ぶ練習をして帰郷の準備をしているようだ。
たんぽぽの花もまっ黄色の花を満開に咲かせようとしている。まだまだ、桜のつぼみはかたいがここ何日かの暖かさでだいぶ膨らんできたようにもみえる。
可憐なピンクの花がパッと咲いて春を告げてくれないかなぁ~!と待ちわびている私である
3月といえば・・別れの時である。巣立ちの時でもある。3年、あるいは4年間という時を共に過ごした【みわだいっこ】いよいよ、3月12日をもって卒園していく。小学校へと巣立っていく。夢と希望をもって・・大きく羽ばたいていく
であろう【みわだいっこ】
が、幼稚園と小学校の違いに戸惑いを感じるかも知れない。不安も生じてくるかもしれない。少々、心配でもあるがそれに立ち向かっていけるように、いっぱい遊んだ。いっぱいの友だちつくりをした。いっぱいの思い出作りをした。園の行事も何一つ、中止にすることなく行うことが出来た。(分散型で)
あどけなく笑う子どもたち。乳歯が抜いて永久歯がチラッと見える。何とも言えない笑顔が眩くみえる。また制服の着丈が、袖丈がスカート、ズボンも短くなっている。成長したんだなぁ~!と涙がこぼれそうで抱きしめたくなる。
幼稚園の先生を続けてきてよかった!と思える瞬間でもある。
新年度、令和4年は当園の創立50周年を迎える。50年の年月をよく頑張ることが出来たなぁ~!と自分で自分を褒めてやりたくなる。いや、50年というのは当園だけの年数で通算すると幼児教育一筋に54年を迎える私である。やっぱり!「よく頑張ったね」と褒めてあげたい。
冬から春に季節が動いていく中で54年の幼児教育一筋に【感謝】の念を自分自身に送りたいと思う。そして、もう少しこの道を歩かせて下さいと祈りたい。