季節が移り行く中で最後の力を振り絞って咲いている花がある。その中で色づく木々の葉。頑張って最後の力を絞り出すように咲いている花がとても愛おしく感じられる。「また来年、可愛い花をみせてね」とそっと手を合わせる私。
さらさらと吹き渡る風にのって「頑張るね」と応えてくれたように思えた。

そして、渡り鳥のカモがやってきた。今から新しい頑張りをみせてくれるカモたち。春、夏のように池のキラキラした輝きはちょっとなくなったが、カモたちがスイスイと泳ぐたびに水面は年輪を重ねたかのようにゆらゆらと揺れていく。新しい環境で、新しい仲間と過ごしてね・・と、これからのカモたちの生活を応援したくなる。

風が木々をヒューと揺らすと木の葉が水面にヒラヒラと落ちてくる。カモがその木の葉をエサと間違えたのかスイスイと近づいてはツンツンと突ついている。それでも何度かそれを繰り返すと、悟りを得たかのように近づかなくなった。
つい・・ウフフフと笑っている私がいる。

最後の頑張り・新しい頑張り・・これからどのように展開していくのだろうか。
楽しみである。春にはその答えが新鮮に戻ってくることだろう。
どちらにも【頑張れコール】をいっぱい送りたい。

今回も動画を作成した（まだまだ、動画というにはほど遠いが）みていただけると有難い。