♬~さくらのつぼみもふくらんで もうすぐがっこううれしいな・・~♬この歌のように桜のつぼみが膨らむ中、172名の園児・・卒園生が美和台幼稚園を巣立っていった。振り返ればコロナ禍の中で思うように進まなかった行事もあったが、日々、毎日が楽しく笑顔いっぱいの子どもたちをみていると我々もコロナなんかに負けていられないぞ!という思いが強まっていった。
とはいえ、相手は目に見えない敵である。どうやって乗り越えていけばいいのか悩みの、苦しみの日々が続いた。まずはニュースで流れるコロナについての予防策を徹底して行うようにしていった。三密にならにように・・これは絶対に守り、次に消毒の徹底を図っていった。勿論、換気にも十二分に気配りをしていった。
消毒・・次亜塩素酸水を生成し朝から晩まで徹底して行った消毒。バスの中も運転手が徹底して行ってくれた。消毒液は余っても翌日に持ち越すことなくその日のうちに使い切るようにしていった。
来る日も来る日も消毒に明け暮れたが積極的に取り組んでくれた教職員に感謝の気持ちでいっぱいである。おかげで子どもたち、教職員、誰一人としてコロナ感染者を出さずに「卒園式」を迎えることが出来た。
胸を張って堂々とステージの上に座っている卒園生を見た時、感極まって涙がこぼれてしまった。コロナ禍ではあったが例年通りの行事を行うことが出来たのも、密にならないように短時間で仕上げていくことが出来たのも教職員の協力のおかげだ。そして、保護者の理解と支えがあったからこそだ・・そう思うと「感謝・感謝・感謝」の気持ちしかなく胸が熱くなってしまった。
保護者からは「たくさんの思い出が出来ました。ありがとうございました」と身に余る言葉を頂いた。有難かった!手を合わせるしかなかった。そして、たくさんの思い出を残してくれた卒園生にも「感謝・かんしゃ・感謝」である。
頑張った幼稚園生活が基礎となって小学校へ、中学校、高校・・社会人となっても世界をリードする人になって欲しいと願う卒園式だった。