やはり、暑い!空も高くなり園庭の柿の実も色づき始め、桜の葉も秋に変身しつつあるのに暑い。それも並みの暑さではない。この暑さはいつまで続くのだろうか・・予想がつかない。
園庭には至る所にテントを張り日陰をたくさん作っている。子どもたちもそのテントの中で遊んでいる。コロナ感染も怖いが今は熱中症が怖い。出来る限り部屋遊びを・・と思うが、子どもたちはすぐ外に出てしまう。そして走り回って遊ぶ。暑いがその様を見ているとこれが子どもたち【みわだいっこ】の姿だな!とクスクス笑っている私がいる。やはり幼稚園は子どもたちの声が笑顔満点な場所が一番似合っている。いつまでもこの笑顔が見れますように!
暑い・・が、夜空を見上げると月が煌々と光り輝き、星がきらめいている。秋の虫の声も聞こえ始めた。まだ風は昼間の暑さを残してはいるがそれでも秋の気配を感じる。わずかな田んぼの稲穂の音がサワサワと揺れ動いては秋の風を運んでいるようだ。
幼稚園の緑のカーテンの朝顔・・ピンク、ブルー、白、紫の花が揺れている。この暑さに負けじと一生懸命に咲いている。その一生懸命さから元気をもらっている私がいる。水をかけると朝顔が「ありがとう」と言っているような気がする。
猛暑から、暑さに、そして初秋の風に変わっていく頃には空が一段と高くなり、野山の木々が色づき始め稲刈りが始まり、山芋、アケビ、むかごなどが秋の気配を深めていく。
そして、子どもたちが心身共に成長していく時でもある。一人遊びからグループ遊びが始まり、物の貸し借りも上手になっていく。特に年長児は競争意識の高まりと共に友だちを応援する姿も見られ仲間意識(友だちつくり)も芽生えてくる。大きく、大きく成長していく子どもたち。幼稚園の先生って最幸(高)この仕事につけたことに感謝である。