今日も青空が広がっている。トンビがゆったりと飛んでいる。あれほどに春の匂いを運んでくれた桜の花も葉桜となってしまった。季節は確実に進んでいるのに心だけが重くて、暗くて、苦しくて、中々、前に進めない。これからどうなっていくのだろう・・という思いだけがグルグルと回っている。
幼稚園もひっそりと静まり返っている。わずかな預かりの子どもたちの声だけが響いている。が、いつもの賑やかさには届かない。やはり幼稚園は子どもたちが走り回って、お喋りして、ゲームをして、鬼ごっこをして・・こそが幼稚園である。淋しいなぁ~!という思いでいっぱいである。
園庭を歩いて、遊具に触れて、そこかしこに子どもたちの姿を重ねてはみるが子どもたちの姿はない。家で何をしているのだろうか?どんな遊びをしているのだろうか?元気にしているだろうか?ご飯は食べているだろうか・・色々なことを想像すればするほどに子どもたちに会いたい。
こんなに長きに渡り子どもたちと会えない時があっただろうか?こんなにも子どもたちが愛おしいなんて!今更ながらに「私は本当に幼稚園の先生なんだなぁ~!」と痛感している。(手前味噌ではあるが)
それにしてもいつになったら平穏な時を迎えることができるのだろうか。当たり前の生活が、当たり前の出来事が、当たり前の暮らしが、当たり前のお喋りが・・当たり前の事だから「感謝」の気持ちも薄れていた。薄れていたというよりも考えもしなかった「当たり前の生活」早くその日が戻ってきますように!と、切に切に願いたい。
と同時に対応(治療)できる【薬】が早く見つかるといいな!と思う。