Vol.248
2020.03.02
☆彡。。・・いただいた縁・温もりの縁・・。。☆彡

 霞空ではあるが爽やかな温かい日差しが降り注いている。暖冬での開花が早いといわれているがまだつぼみは固いようだ。嫌なニュースばかりが耳に飛び込んできて憂鬱な日々を過ごさねばならない昨今。せめて桜の花が咲き始める頃には終息して欲しい新型コロナウイルス。

先月、年長児と一緒に学業祈願に行った。車で20分ぐらいの所にある「宮地嶽神社」である。宮地嶽神社・・JALのコマーシャルで嵐のグループが境内の階段に座って、神社から一本道になっている海へ夕日が沿うようにして沈んでいく様を「光の一本道」として全国に紹介したのがきっかけで、より以上に有名になった神社である。(だが、元々由緒ある神社で1700年の歴史がある)

その神社でいただいた縁とは子どもたちが元気な一年生になれるようにと祝詞をあげてくださった神官さんが当園の卒園生の保護者で、子どもたちの願いが神様に届くようにと太鼓を叩いてくれたのが当園の卒園生である。
美しい、素直な心が宿りますようにと鈴舞をしてくれたのも当園の卒園生で太鼓をたたいてくれた子の姉である。父親と姉弟で学業祈願をしてくれるなんて・・!
本当にありがたくて神様にいただいた縁だなぁ~!と思った。そして、幼稚園の事を理解してくれている家族だったので、とても温もりのある学業祈願となった。
その間、胸が熱くなって涙が流れて仕方がなかった。合わせる手にも涙がポツポツと落ちてきた。声を出して泣き出しそうになった。幼稚園の先生になってよかったぁ~!幼稚園の先生になれたことに【感謝】の時を過ごさせてもらった。

姉のHちゃんはおとなしい子だった。弟のH君はとても活発でよく保育室を抜け出しては前の公園で遊んでいた。呼びに行くとどこまでも走って逃げていく子だった。その姉弟が後輩の祈願をしてくれるなんて、本当に不思議な縁だった。終わった後で「親子で神様にお仕えさせていただいています」と話して下さった神官のお父様の声が本当に神様だった。私も神様のような存在になりたいと思った。