Vol.237
2019.09.24
☆彡。。・・長月(夜が長い月)・9月・・。。☆彡

 まだまだ日中の暑さにふう~とため息が出る昨今だが、さすがにこの時期になると朝晩の風に本格的な秋の訪れを感じる。
虫たちが競って鳴きだし秋の夜長を楽しんでいるようだ。実った稲穂の音が虫たちの鳴き声に合わせるかのようにざわざわと揺れる。ちょっと立ち止まって聞いてみると小さな音楽隊のように感じた。自然に私の口から♬~秋の夜長を鳴き通す~♬と歌が零れ落ちた。

自然って素晴らしいなっと、ちょっと得したような気がして散歩の足取りも軽くなった。ちょうど9月は中秋の名月で稲穂が月明かりに照らし出されてキラキラと光って見えた。実りの秋を実感した私である。

と、ここまでは秋の情緒豊かな情景に浸ることが出来たがその後に訪れた台風。
北部九州(福岡)に何十年もの間、あんなに強い台風が上陸することはなかった。
台風の進路をみて、ふ~ん、福岡にも接近するんだ・・くらいの考えしかなく、千葉の台風の痛い爪痕を映し出すテレビに見入っていた。

しかし、夕方になると段々と風向きが変わってき、空の色も重くて暗い鉛色と化し大粒の雨が降り出した。その大雨が一瞬にして暴風雨に・・俗にいう台風が吹き荒れ始めた。いつも窓から眺める博多湾は、ゴルフ場は、立花山は・・見えなくなった。

しまった!ベランダの片付けが・・と気がついたときにはドアを開けることが出来ない位に強い雨、風が大暴れしていた。
翌朝、ベランダにでてみるとあっ‼と驚く光景があった。私の家と隣のベランダを区切っているスレートの壁が見事に打ち抜かれていた。その並びの部屋の壁は全部打ち抜かれてベランダを通ってどの部屋にも行けるようになっていた。
みんなベランダに出て「凄い風でしたね」としばし台風談話に花が咲いた。

私たちの所はベランダのスレート壁だけで済んだが千葉の人たちの被災はとんでもないものだったろうなと改めて感じた。まだ停電しているところがあるというニュースをみる。一にも早い復旧を心から願っている。