猛暑・もうしょ・猛暑・続きで体が悲鳴を上げたこの夏。クーラーがこの上なく活躍し、熱中症のニュースが毎日のように流れた。
セミは夏の暑さを楽しみ(生きる)ながら、ワッシワッシ、ワッシワッシと鳴き叫んでいた。短い自分の命。その間に子孫を残そうと一生懸命にメスを探しては鳴き、木々を飛び回っては鳴き・・そして、燃え尽きた命と共に亡骸を残していく。
私が小さい頃、セミを追っかけては籠にいれ、追っかけては籠に入れて遊んだ。
今を考えると可哀想なことをしたなと反省である。(セミの命が一週間とは知らなかった)
そのセミの鳴き声もなくなり、夜空の星座も変わり月がクッキリと大きく綺麗に見えようになった。そして、手が届きそうにあった月が、星が遠く、高くなった。
夜の風にも少しずつではあるが秋の気配が感じられるようになった。耳を澄ませば虫の声が聞こえ始めた。ショウちゃん(愛犬)と散歩をしているとき虫の声に私が立ち止まって聞き入っているとショウちゃんもじっと草むらに見入っては虫の声に聞き惚れていた。(ような気がする)
月、星、虫の声、栗の実の便り、高い空・・・初秋の風に乗って訪れる秋。
日暮も早くなった。
まだ残る暑さの中に見つけた秋。季節が動いていく中で始まる二学期。
長い休みを家で過ごした子どもたち。この子どもたちにも秋の季節を感じてもらいながら無理をせずに基本的生活習慣をもう一度、見直して集団生活を楽しんで欲しいと願っている。
♬~小さい秋、小さい秋、小さい秋、みつけた~♬
夜長の季節を思いっきり楽しみたい私である。