単刀直入に・・愛犬・・ショウちゃんが私を残して先に逝ってしまった。16年間、私のそばにいて心を和ませてくれたショウちゃん。辛い時も、悲しい時も、落ち込みそうになった時も励ましてくれたショウちゃん。思い出をい~~っぱい残して逝ってしまったショウちゃん。
私の腕の中で、胸の中で静かに眠るように逝ってしまったショウちゃん。安らかに眠ってね。ありがとう!と冥福を祈るのみである・・が、別れがこんなに辛く、悲しく、苦しいものとは思ってもみなかった。何時間も、何時間も抱きしめていると、少しずつ、少しずつ冷たくなっていくのがわかった。嫌でも死を受け止めざるを得なかった。
ショウちゃん・・犬の競技会に参加していた。競技会は小型犬、中型犬、大型犬で行われるがショウちゃんは小型犬・・ダックスフンドだったので足が短く胴が長い犬種である。ショウちゃんは小型犬と一緒に競技をするのだがとても不利で勝負にならないものだった。
それでも諦めずに何回も何回も練習して他の犬たちと同じ距離を走り、同じ高さのバーを飛び、英語のアルファベットのAに似ている山(Aフレーム)を登り シーソーをこなし、タイヤを飛び越えトンネルをくぐったりの競技を続けた。
「ショウちゃんには無理かもしれんね」と私は諦めの気持ちの方が強かった。
それでも何回も何回も練習をして、金・銀・銅のメダルを首にかけることが出来た。優勝カップも手にした。そのたびに「ショウちゃん、凄いね、凄いね」と褒めながら、励ましながら続けた13年間の競技会だった。
諦めないこと、続けること、頑張ることの大切さをショウちゃんから教えてもらった。