Vol.229
2019.05.21
☆彡。。・・五月晴れの中で・・。。☆彡

 昨日の若葉雨が嘘のようにあがり、爽やかな風が子どもたちを、木々を公園を私の心の中をサワサワとキラキラと通り抜けていく。園庭の片隅に残っている水たまりのそばで二匹の蝶々が水を飲んでいる。その蝶々もキラキラと輝いている。時折、桜の木の実がポツンと音もなく落ちては通り過ぎていく季節を物語っているようだ。

空にはぼんやりとした雲が広がり春霞の様を呈している。のどかな・・そして、賑やかな子どもたちの生活が、遊びが始まっていく。幼稚園って、幼児教育ってなんと素敵な仕事なんだろう思える一時である。

と同時に責任がある仕事でもある。その人(子どもたち)の人生の基礎、根幹、基本を身につけさせていくとても重要な仕事だ。子どもたちの笑顔に触れるたびにその大切さを痛感している。

文部科学省がとらえている幼児教育とは・・目先の結果のみを期待しているのではなく生涯にわたる学習の基礎を作ること「後伸びする力」を重視している。
幼児は身体感覚を伴う多様な活動を経験することによって、豊かな感情を養うとともに、生涯にわたる学習意欲や学習態度の基礎となる好奇心や探求心を培い、また、小学校以降における教科の内容等について実感を伴って深く理解出来ることにつながる「学びの芽生え」を育んでいる教育ととらえている。

当園も後伸びする力学びの芽生えを育んでいけるように【問いかけ保育】に力を入れている。「トイレのスリッパが散らかっているけどどうしたらいいかなぁ~?」「困っているお友だちがいた時はどうしてあげたらいいかなぁ~?」等の「問いかけ」を行って子どもたちに考えさせるようにしている。問いかけられると子どもたちは真剣に考えて答えを出していく。時には「わからん」という子もいる。「わからん」という答えにたどり着いたことも認めていきたいと思っている。

いっぱい遊んで、いっぱい考えて後伸びする力・学びの芽生えを養って「自分で考え、自分で判断し、自分で行動できる子」になって欲しいと思っている。