Vol.217
2018.10.13
☆彡。。・・移り行く季節・・。。☆彡
 久しぶりに愛犬とドライブを楽しんだ。仰ぐ空はどこまでも青く澄み、田畑に輝く稲穂、季節を終えながらも銀色になびくススキが、彼岸花がとても綺麗だった。風を切って走るライダーマンの姿も自然の中に溶け込むかのようにブルッブルッと音を響かせてさっそうと走っていた。

わが愛犬は短い脚を窓際に引っ掛けるようにして次から次へと変わっていく景色を眺めていた。そして「ここは何処?」と尋ねるような仕草で私をみてはまた窓の外に目をやっていた。私が運動会で忙しくて中々外に連れ出すことが出来なかったので、本当に今日のドライブを楽しんでいるようだった。

高速道を下りて自然豊かな田んぼ道を走った。もう稲刈りが済んだ田んぼにはスズメが落穂ひろいをしていた。

河川敷につき愛犬を解き放ってあげた。もう15歳になる愛犬だが草むらに身を委ねるようにして走ったり転がりまわっている様に、犬の本能を見た。もう競技大会(犬の競技大会でオリンピックの乗馬のミニチュア版みたい競技)の規律に従うこともなく自由にのびのびと走り回る様は本当に自然を楽しんでいる様子だった。

みわだいっこ】も縄跳びやボール遊び、砂場遊び、鬼ごっこなどをして遊んでいる姿はキラキラと輝いて本物の笑顔で私たちを和ませてくれる。遊びの中にも自分たちで決めたルールがあって私が入ってそのルールを破ると遠慮なく「園長先生も約束を守って下さい!」と叱られる。
子どもたちと犬とでは比較にならないのかも知れないが遊んでいるときの姿は本当に楽しそうである。この遊びの中から友だちを大切にし、していいこと、悪いことなどを身につけていって欲しいと願いながら河川敷を後にした。

どこからか金木犀の甘い、優しい香りが漂ってくる。「ショウちゃん、いい匂いだね」と声をかけたがスヤスヤと寝息をたてて眠る愛犬。「長生きしてね」と願いながら帰路についた。