そんな中、職員室前に緑のカーテンが出来た。暑い日差しを受けながらも朝顔の花が今を盛りと言わんばかりに咲いている。花をみていると何故か心が安らぐ。時折吹く風に揺られている様をみていると、そーと手を伸ばして触りたくなる。道行く人たちからきれいねぇ~の声が聞こえてくる。
花は何も語らないがみんなに安らぎを与えてくれているのは確かのようだ。私もみんなに安らぎを与えられる人になれたらいいなぁ~と思う。
また外の暑さとは裏腹に涼しさをも覚える。猛暑の中でも花を見るだけでこんなにも違うのかなぁ~とも思う。
部屋の中から見上げる空は秋の空のようにどこまでも、どこまでも高く、青く澄んでいる。まるで秋の訪れを告げているかのような錯覚に陥る。
そして、スイスイと飛ぶ赤とんぼが秋を連れてきているような気がする。母がよく口ずさんでいた歌、赤とんぼ・・♬~♪夕焼け小焼け小焼けの赤とんぼ♪~♬もう他界した母だが、母はこの赤とんぼに限らずよく童謡曲を口ずさんでいた。
そのせいか私も童謡曲が好きだ。
緑のカーテンに話を戻すが、プランターの中で咲いてくれている朝顔。水がないとすぐに乾いてしまう。みんなで交代で水をかけているが水を思いっきり飲み込んだ朝顔は一段ときれいに咲き誇っているように見える。当園の【教育目標】でもある「生きる力・生き抜く力」と同様に、朝顔にも生きる力・生き抜く力を味わってもらってみんなに安らぎを与えて欲しいな!と思う昨今である。