Vol.207
2018.04.03
☆彡。。・・新年度の始まり・・。。☆彡
 満開の桜の木の下にたたずんでいる私がいる。そっと桜の木に手を当てる。46年前の卒園生の声が聞こえてくるようだ。「園長先生、頑張ったね。美和台幼稚園は、僕たちの、私たちの自慢の幼稚園だよ。」と言ってくれているように聞こえた。(厚かましいかな?)
この桜の木は当園の第一期生の卒園生が卒園の記念樹として残していってくれたものだ。

その卒園生も今年51歳になる。「先生、息子が大学生になりました。」「教師を目指してます。」等々の話を聞くと、とても幸せな気持ちになる。当園を開園したころが懐かしくもあり、嬉しくもある。と同時に幼稚園の先生でよかった!と思える瞬間でもある。その反面、園長になって何度・・いいえ、数に数えることが出来ないくらいに泣いた、辞めたいと思ったことか・・!

自分は園長には向いてない!と何度、自分自身を責めたことか、卑下したことか。
それでも今日があるのはやはり「子ども」が好きだということだ。楽しい思い出をたくさんくれた【みわだいっこ】私を成長させてくれた【みわだいっこ
あなたたちと共にこれからも頑張るね!と桜の木の下で気持ち新たに再出発を誓った。

空を見上げると夏の真っ白な雲と違い、少しグレーがかった白い雲、薄いブルーがかった雲がゆったりのんびりと流れている。園庭の柿の木の新芽が柔らかく芽吹いている。優しい日差しを浴びながら・・チューリップの花が例年より早く満開の様を見せている。そこにちらちらとさわさわとひらひらと日差しに揺り動かされるように桜の花が舞っている。何とも言えない幸せに涙が零れ落ちそうだ。幸せとはこういうことをいうんだなぁ~とついつい微笑んでしまう私がいる。

先日、辞令式を終え明日から幼稚園探検の為に新入園児が幼稚園にやってくる。