楽器演奏会を終え、マラソン大会も終えると空の色が春色に変わってきた。あちらこちらの庭に梅の花を見つけることができるようになった。そばを通るとプ~ンと花の香りが漂ってきては春の近づきを喜んでいるようだ。何となく心がウキウキしてくる。暖かな日差しは人の心までを温かく包み込んでくれるようだ。
そして、梅春の季節から桜の3月へと季節は進んでいく。と同時に巣立ちの時でもある。年長児が大きな口を開けて屈託のない笑顔を見せる。心の底から笑う心は本当に素直で可愛くてたまらない・・そして、大きな口の中を覗いてみるとどの子も乳歯が抜けて永久歯がチョコンと顔を出している。
つくしの坊やが顔を出してくる様にも似ているように見える。何とも言えない笑顔と抜けた歯茎がアンバランスに見えるのは私だけだろうか。
昔は下の歯が抜けたら屋根に歯を投げていた。上の歯が抜けたら床下に投げていた。どんな言い伝えがあるのかわからないが母親が「自分の歯だから自分で投げなさい」と言ったのを覚えている。これはこの地区だけに伝わるものだったのだろうか。
さぁ~!巣立ちの時。桜満開の時。心ウキウキの時。そして、進級の時。そして、そして、ちょっぴり不安を覚えるときでもある。元気な・げんきな・元気な
【みわだいっこ】これからもいっぱい遊んで、いっぱいの友だちつくりをして