この子は・・あの子は・・と思い出しながら「さぁ~!一人一人を大切にしながら筆を走らせるぞ」という気持ちが高まってくるのと同時に「卒園式当日」をシミュレーションしている。今年も一人一人にきちんと手渡したい「楽しい思い出をありがとう」の気持ちを込めて。
それにしても子どもたちは元気いっぱいである。小雪が舞う中を外で走り回って遊んでいる子どもたち。どの子の顔も笑いに満ち溢れている。どこからこの笑顔は生まれるのだろうか。どこからこのエネルギーは生まれてくるのだろうか。
きっと自然体にありのままで生きているから本物の笑顔になるのだろう。本物の笑顔だから本物のエネルギーも生まれてくるのだろう。だから輝きも本物だろうなと思う。
私もこの一年をありのままの自分で、ありのままの自分を受け入れて過ごしていきたいと思う。着飾ることもなく、虚勢を張ることもなく、上を向いて前を向いて、時には立ち止まりながら歩いて行きたいと思う。
とはいうものの「ありのままの自分」に出会えることくらい難しいものはない。頑張って、努力をして目標にたどり着いても次の目標が目の前に現れる。また頑張って努力をして目標にたどり着いて・・・その時はその目標に満足感を覚えるのに、いやいやまだ頑張ってもっと充実できるものに、達成感を肌で感じるにはどうしたらいいのか・・とまた歩き続ける。中々、目標にたどり着くことが出来ない。要は無限の可能性に挑戦しているのかも知れない。が、しかし、私はそんなに立派な人間ではない。
これからもひとつ、ひとつの事を大切にして謙虚にそして大胆に歩いて行くことが本当の自分探しになるのかもしれない。それこそが「ありのままの自分」に到達出来るのかもしれない。今年もこの気持ちを大切にして歩いて行きたい。