6月・・梅雨に入りジメジメとした天気が・・と思いきや今日も子どもたちは外で元気いっぱい遊んでいる。また屋上からもキャーキャーと笑い声が響いてくる。子どもたちの笑顔・・笑い声はどんな時でも元気を湧き立たせてくれる。本当に有難いことである。子どもたちに「ありがとう!私を幼稚園の先生にしてくれて!」と【感謝】の気持ちでいっぱいである。
子どもたちがいてくれるからこそ幼稚園の先生。もっともっと【感謝】の気持ちをもって子どもたちと触れ合っていこう!それが私に与えられた最幸(高)の使命である。
そんな中、菖蒲の花を見に行った。ライトアップされた菖蒲の花は凛とした立ち姿で私を迎えてくれた。綺麗!私はついみとれてしまった。私にもライトがふ~と当たっては影をつくっていく。しばらく立ちすくんで見入っていた。
菖蒲の周りの水がかすかに動く。花とライトが一体となって何ともいえない美しさをかもしだしていく。
ふと、綺麗だけど何かが足りない・・何だろう・・?
そうだ、菖蒲の花には雨が似合う。凛と咲いている花々に霧雨が・・音をたてながら梅雨の雨が花をゆらしていくのが似合う。私にはそんなふうに感じられた。今度は雨降る中にたたずんでみよう・・想像するだけでも楽しくなった。
子どもたちにも菖蒲の花を見せてあげたいなと思って写真を何枚も撮った。
(ついでに我が愛犬も)
帰り道にこれまた綺麗な紫陽花の花を見つけた。大きな、大きな花を重そうに細い枝で支えている紫陽花。必死で支えている枝を持ちあげてみた。とその時紫陽花が私に囁いたような気がした。「大丈夫だよ。細い枝でもしっかりと支えて咲いているんだよ」と。おかしな気がした。「そうだよね。自分の花だもの。しっかりと支えているよね。ごめんね」と謝っている私がいた。
そして、やはり「紫陽花の花」も雨が似合うなぁ~!と雨が似合う花のひとつにあげてみた。雨に濡れながら大きな葉っぱの上をカタツムリがゆったり、ゆったりと進んでいく。時には角を出しながら目玉をだしながらゆったり、ゆったりと進んでいく・・一人でにやにやと笑いながら想像力を高めながら帰路へとついた。心が豊かになった一時であった。