Vol.190
2017.05.02
☆彡。。・・卒園生の里がえり・・。。☆彡

 今日も元気いっぱいの【みわだいっこ】たちが所狭しと走り回って遊んでいる。園庭におかれているトンネルをくぐったり、マルチパネブロック(大型積み木)を上手に組み立ててシーソーを作ったりして遊んでいる。屈託のないその笑顔を五月晴れの日差しとさわやかな風が空へ空へと運んでいる。この風に乗って大きくなぁ~れ、大きくなぁ~れと願わずにいられない。

そんな中、卒園生から「明日、園に行きます」という電話があった。幼稚園の頃の顔がパッと浮かんだ。笑顔が可愛くて、活発的で自分の意見をハッキリと言い、何に対しても積極的に取り組むことが出来る女の子だった。待ち合わせ時間がなが~~く感じられた。「園長先生」と満面の笑みを浮かべて玄関に立ったその子の胸にはニコニコ笑顔の可愛い赤ちゃんが抱っこされていた。「まぁ~可愛い。Sちゃんにそっくりやね」私はすぐさま赤ちゃんを抱きかかえた。ミルクの臭いがプ~ンとした。

幼稚園児だったこの子が母親として幼稚園に里帰りをしてくれた。こんなに嬉しいことはない。こんなに愛おしいと思えるなんて。改めて【幼稚園の先生って素晴らしい】と【感激・感動】である。Sちゃんは園に来る時、毎日ヘアーバンドをしていた。私がつけたニックネームは「ヘアーバンドちゃん」だった。

このSちゃんが小学校の修学旅行の時・・「園長先生、修学旅行楽しかったぁ~!」とこぼれんばかりの笑顔で園に走って来た。そして「お土産を買ってきたよ」と私に手渡してくれた物は・・「ネックレス」だった。「Sちゃん、ありがとう。大切にするね」「よかったぁ~!園長先生、とっても似合ってるよ。私、一生懸命に選んだとよ」と言う。私は涙がとまらなかった。震える両手で、高鳴る胸の鼓動でSちゃんを力いっぱい抱きしめていた。

そのSちゃんがわが子を連れて幼稚園に里帰り。手前味噌ではあるがこんなに素晴らしい幼稚園があるなんて。美和台幼稚園って素晴らしい!と思った。これからも一人、一人の子どもたち【みわだいっこ】と共に、遊び、笑い、喜び、苦しみ、辛さや悲しみも分かち合っていける【】でありたいと思った。
私の手からSちゃん・・母親の手に抱っこされた赤ちゃんはより以上な安心感にひたりニコニコ笑顔の【】を私に返してくれた。何ともいえない幸せが私を包んでくれた。
Sちゃん【ありがとう~!】幸せを【ありがとう~!