中々、咲いてくれない桜に「早く春を満開させてね」と語りかけながら本日【辞令式】を行った。夢と希望を、そしてちょっぴり不安と緊張感を同居させながらの辞令式。さぁ～！本年度はどんな活躍をしてくれるだろうか。新任は！
新任にかける期待は大きなものがある。しかし、大きすぎて新任をつぶさなくていいように育てていきたいと思っている。

よく「今の若い人は・・」という言葉を聞くがこれは今に始まったことではない。私が大学を卒業して新任時代（今から48年前）を過ごした時も「今の若い人は・・」と言われていた。この今の若い人は・・という言葉は永遠に変わらないかな？と思っている。

新任が成長していってくれるのは先輩が、我々が自分が経験したことを伝えていくことである。そして、新任、自らが成長しよう、頑張ろう、学ぼうと言う気持ちを強く持つことである。大事なのは【自ら】ということである。そういった意味では本年の新任のやる気は半端ではない。きっと！本年度も大きく成長していってくれるに違いないと信じている。新任さん、一緒に頑張ろうね。

さて、4月3日、4日は新入園児の「幼稚園探検の日」である。初めて一人で幼稚園バスに乗って登園する子、親子で歩いて登園する子・・様々ではあるがもう新入園児も集団生活が始まろうとしている。泣くだろう・・を想像しながら両手をいっぱい！広げて迎えていきたいと思う。いや、意に反してニコニコ笑顔で登園してくれるかも知れない。という思いもある。幼稚園が一段と賑やかになる。これが我々にとってもとても嬉しいことである。

幼稚園・・幼い子どもたちが集まってくる場所。楽しい場所。友だちつくりの第一歩の場所。そして、自分の思い通りにはいかない場所でもある。自我の芽生えと共に物の取り合い、喧嘩が生じてくる場所でもある。と同時に「ごめんね。いいよ。」と謝ること、相手を許してあげることを覚えていく場所でもある。

我々も子どもたちに負けないように「ごめんね。いいよ。」の素直さをもう一度見直してこの新年度を充実した、実りのある一年にしたいと思っている。
平成29年度もよろしくお願いします。