Vol.181
2016.09.29
☆彡。。・・動く時間・動かぬ時間・・。。☆彡
 久しぶりに愛犬の競技大会に出場した。青空の下で元気いっぱい走る愛犬に拍手である。12年間、よく走っては私に感動をくれた愛犬に【感謝】である。

今回の大会は「熊本を励まそう!」を、スローガンに掲げて行われた大会だった。熊本・・誰もがその悲惨さに驚いた震度7の地震が2回も襲った県である。天下に誇る熊本城の姿がとても痛々しく、地震の凄さが伝わってきた。城だけではなく民家も山も森林も田畑も川も橋も・・その原型をなしていないほどの災害のつめ跡を残していた。6カ月余りがたつとあまり報道がされなくなり、地震のつめ跡を忘れかけていた。復旧作業は終息を迎えているのかなと思いながら車を走らせた。

九州道の高速を益城で下りてビックリした。目に飛び込んできたのは屋根にブルーのビニールシートが被せられ、家は傾き空家が多く道も完全復旧はなされてなかった。おそらくこれが当時のままの情景なんだろうな!と思った。
ビニールシートが破れている所からは雑草がみえる。瓦の隙間からも雑草がみえる。
車を止めてその情景をみようと思ったが災害にあわれた方の気持ちを思うとそれも出来ずに通り過ぎた。通り過ぎた途端に仮設住宅が立ち並ぶ街並みにでた。
ここでもが痛んだ。

これは大会どころではないなぁ~と心痛めながらも阿蘇の大きな草原の中を走っていると、ススキが、彼岸花が、コスモスの花が目に飛び込んできた。何だか私の重たい心を払いのけてくれたような気がした。「ようこそ、阿蘇へこんにちは、阿蘇へいらっしゃいませ、阿蘇へ。皆さんの力で阿蘇を励ましてください。」と風に揺れながら挨拶をしているかのように見えた。しばらく車を止めて大きく深呼吸をした。そして、今回の大会の意義を自分のものとして会場へと向かった。カーナビでは案内出来ない道、みち、道。迂回路、迂回路で走りながらも阿蘇の復興を願わずにはいられなかった。
今回は大会というよりも熊本の現状をみて私に出来ることは何かを深く考えさせられた一日となった。
私に出来ること・・今ある私に与えられてる仕事【幼児教育】をより以上に充実させていくことだと思った。私が愛してやまない【みわだいっこ】たちが成人したときに、きっと困っている人たちを助けていける世の中を作っていってくれると信じたからだ頑張れ!熊本!頑張れ!【みわだいっこ】たち。