これはさておき、園庭の柿が綺麗に色づいた。一個、もいで食べてみた。甘い!口の中に秋の香りがいっぱいに漂った。昔懐かしい味がした。以前はこの柿の皮をむいて給食時にみんなで食べたものだが、段々と難しくなってきた。ちょっと淋しいなぁ~と思うけどこれも時代の流れだろうか。
またザクロの実も赤く色づいている。口にすると甘酸っぱい香りがいっぱい広がっていく。これも懐かしい味である。散歩をしているとまだ小さいけれどむかごの実が風に揺れている。熟したむかごの実をかごにたくさん摘んで帰ると母がむかごご飯を炊いてくれた。むかご・・栗ともいえず、芋ともいえないものだが粘りがあってとっても美味しかった。これをみると母の優しさが私を包んでくれる。
自然現象・・やはり、今年の猛暑が影響しているのだろうか。稲の穂がピンとたっている。もう、そろそろ穂先が垂れてくる頃なのに何だかおかしい。車を降りて稲穂を触ってみた。重みがない。白い稲穂もあった。黒ずんだ稲穂もあった。田んぼの中がまぁ~るく穴があいているようにみえたので道行く人に尋ねてみた。イノシシが稲穂を食べて走り回ったとのこと。
昔はイノシシやサル、しか等は山の中で生活をしているものだった。それが里山に下りてきて食べ物を荒らしていく。そういえばクマも街中に堂々とあらわれては害を及ぼしている。これらはやはり自然現象だろうか。山を開拓して動物たちの居場所を奪ったのは人間である。害を及ぼすからといっては殺されていく動物たちの目に人間はどのように映っているのだろうか。
今回はまとまらないコラムとなったが次回からもよろしくお願いします。