Vol.176
2016.06.07
☆彡。。・・とり戻してあげたい、笑顔!・・。。☆彡
 紫陽花の花に優しく降りそそぐ、雨・あめ・雨・・。
ここ福岡も梅雨入り宣言が出されて本格的な梅雨の時期を迎える。梅雨といえばどうしてもジメジメとした憂鬱な日々、食中毒、そして、カビの嫌な臭いが漂ってくる。幼稚園においても雨の日の遊び方なども計画をたてているが、中々雨の日の楽しい遊びが長続きしないのが現状である。他園ではどのような計画をたててあるのだろうか。教えてもらいたいものである。

そんな中、今、当園に高校生が実習に(というか高校で諸々の出来事があり学校へ行けなくなってしまい、美和台幼稚園なら行きたいということで実習という形をとっている・・というのも当園の卒園生だからである)きてる。

幼稚園の頃とあまり変わらないあどけない顔、瞳、しぐさ・・何がこの子を不登校にさせてしまったのだろうか。保護者から不登校のことは聞いているが本人からはまだ何も聞いてない。いつかこの子が話してくれるのを待ちたいと思う。保育が終わって必ずミーティングをするが最初の頃は「疲れた」の一言だったが「子どもって可愛い」とか「高校生なのに先生と言われるのがくすぐったい」とか「一緒に給食を食べるのが楽しい」とか「また明日来てね。指きりして」とか「夜、すぐ寝てしまう」等と話してくれるようになった。

病院(心療科)に行っても「元気になったね。明るくなったね」と言われるそうだ。確かに最初に実習に来た頃からみると大きな変化を感じ取ることが出来る。「今の学校から新しい学校へ編入してもう一度、頑張ってみたい」という言葉を聞いた時、私は涙がこぼれそうになった。「新しい学校へ編入して、大学か専門学校を卒業して幼稚園の先生になろうね」というとニコニコと笑った。その笑顔は【目標】を見つけた【遣り甲斐のある笑顔】だった。もう一度、頑張ってみようの笑顔この笑顔を早く取り戻してあげたかった。焦らず、ゆっくりと本人の心に寄り添って取り戻してあげたかった【笑顔】である。

この子の【】をこんなに変えてくれた【みわだいっこ】って、凄いなと思う。まだまだこの子の心に寄り添って心の底から【本物の笑顔】が溢れだしてくるように【みわだいっこ】と共に過ごしていきたいと思っている。私にも
初心】の心を取り戻させてくれたこの子に【感謝】である。
まだまだ先は長いが【自分の目標】に向かって歩いて行きなさい。M子さん
園長先生も一緒に頑張るからねぇ~