Vol.174
2016.05.02
☆彡。。・・当り前のように・・。。☆彡
 葉桜が今日も風にサラサラと揺れている。また、色鮮やかなつつじの花も咲き、藤の花も香り豊かに咲きはじめ、あやめ芍薬の花も凛と咲いている。野山に目を移すと、新緑、淡緑、黄緑、薄緑、若葉、青葉がとても美しくキラキラと輝いている。それが常緑樹の深い緑とマッチして、言葉に言い表すことが出来ないほどの風景が広がっている。その情景の中に立ちすくんでいると何故か目頭が熱くなってくる。

また我が家のワンちゃんと散歩をしているとうぐいすの鳴き声が・・ホーホケキョ・ケキョ・ケキョ・・聞こえてくる。4月の始めの頃は、恋の季節を迎えたカラスの鳴き声が遠くまで聞こえていたがその鳴き声も今ではほとんどない。
きっと、カップルが誕生して恋の季節も終わったのだろう。

博多湾に沈みゆく夕陽がゆらゆら揺れながら影を落としていく。一日の終わりを告げていく。あちらこちらに電気がともり暖かな家庭の匂いが辺り一面を埋め尽くしている。何と幸せな一日だろうか・・これが当り前の生活であろう。

それが今回の「地震」で一変してしまった。当り前のように水が出て、当り前のように火が使えて、当り前のようにご飯を食べて、当り前のようにテレビをみて、お風呂に入って、布団にもぐり込んで・・その当り前の生活が一変してしまうなんて誰が想像しただろうか当り前のことなので【感謝】をすることすら頭になかったかもしれない。それが日常の生活だったから。

しかし、いつどこで起こってもおかしくない地震列島の日本。日々の生活の中で非常の体制を整えておくことの大切さを今回の「熊本地震」で再確認をした。
福岡でも2005年に「西方沖地震」があって大きな被害が出た。その時は地震に備えての心構えも心に強く刻み込んでいた。が、時間が過ぎると共に薄れていた私の心構え。今回の熊本地震を契機に再び職員と地震について話し合い園児の避難経路、保護者への連絡のとり方、消火器の場所確認などを行った。熊本の方々が一日も早く日常の生活を過ごされることを願うのみである。私自身も何かのお役に足れば・・そして、自治体が、国が救いの手を述べて復興支援が一日も早く進んでいくことを強く願っている。

当り前のことが当り前のように生活できるって、こんなに幸せなことはないと思う。その幸せに【感謝】してこれからも幼児教育に専念していきたいと思う。