Vol.172
2016.02.29
☆彡。。・・マラソン大会・・。。☆彡
 全学年で「マラソン大会」を行った。保護者の応援もあるってことで【みわだいっこ】のボルテージは最高潮だった。「せんせい、マラソン大会はまだはじまらんと?」「はやくはしりたぁ~い」とみんな口々に叫んでは走る喜びをかみしめている。自分たちで柔軟体操をしたり「てをしっかりふったらはやくはしれるとよ」と競争意識も丸出しにして「マラソン大会」の開始を楽しみに待っている様が伝わってくる。当園では毎朝、マラソンをしている。それの集大成ともいうべき「マラソン大会」である。ましてや保護者の応援を受けて走る。
家庭でも「頑張ってね」と励まされているようだ。
ただ・・走るのが苦手な子もいる。苦手な子に心配りをするのが担任、そして、私の仕事でもある。毎日一緒にいるのでどの子が楽しみにしていて、どの子が苦手にしているか・・は、よくわかる。そんな子には「諦めずに最後まで一生懸命!走る子が一番だよ。最後まで走るのがマラソンの約束だよ」と話すとニコッと笑ってくれる。
大会当日、スタートの合図と共に一斉に軍団が走りだす。とても子どもたちの走りとは思われないほどの地響きが伝わってくる。物凄い形相で、勢いよく飛び出していく。勝ちたい勝とうという意欲が伝わってくる。そんな様をみているとついつい涙がこぼれてしまう。「入園した頃はよく泣いていた子がこんなに成長して」とたまらない【感動】に包まれる。子どもって【みわだいっこ】って本当に凄いと思う。また小雪がちらつくその中を応援に来てくれる保護者も凄いと思う。そして、走っている子どもたちに声をかけながら一生懸命走る職員も凄いと思う。中には一緒に走りながら涙する職員もいる。「この子がこんなに成長してくれたなんて」きっと心の中で成長過程を描いているのだろうと思う。
ラストの坂道はきつい。それでも一生懸命走ってくる【みわだいっこ】走るのが苦手な子もハァ~、ハァ~と息を吐きながら吸い込みながら、走り終えた友だちに、保護者に、担任に応援の掛け声を、拍手をもらって頑張ってフィニッシュをした。私もラストの子と一緒に走って「園長先生も頑張ったね」と褒めてもらった。きつくても苦しくても【最後まで走る】の目標はどの学年も達成することが出来た。 今この時期【幼児期】に最後まで頑張る。諦めず最後までやり遂げるということを「マラソン大会」を通してわかってもらいたいと思った。一番になることも大切だが【最後までやり遂げる!】走るのが苦手な子には【頑張れ!】コールを送って励ますという優しい心も育てたいと願った「マラソン大会」だった。頑張れみわだいっこ】負けるなみわだいっこ