Vol.164
2015.07.01
☆彡。。・・新園舎・園庭・み~~んながひとつに! ・・。。☆彡
 昨年来、園舎と園庭の間に重い大きな壁が作られて行き来が遮断されていたがやっとその壁が取り除かれ園舎と園庭がつながった。ひろ~~い園庭が顔をのぞかせひとつの大きな美和台幼稚園がベールを脱いだ。広いほんとに、ひろ~~い園庭である。子どもたちがい~っぱい遊べる園庭である。旧園舎が次から次へと壊されていく中、幾度となく涙して、幾度となく壊さないで・・と叫びたくなる心を抑えながら旧園舎の形を思い出をこの目に焼きつけようと毎日のように道路から眺め、二階のベランダから眺め、幼稚園の前の公園から眺めていたのがついこの前のようだった。

 昼間は解体工事の現場に入ることが出来ないので夜こっそりとフェンスを乗り越えて現場に何回忍びこんだことか(笑)現場の中は真っ暗であったが怖いと思ったことはなかった。壊されていく・・ガタガタになった園舎にそ~っと触れてみると園舎が話しかけてくるような錯覚に陥った。「大丈夫・だいじょうぶ・大丈夫」と笑ってくれているような気がした。園庭の桜の木がザワザワと揺れては「新しい幼稚園に生まれ変わるからね」と私を慰めてくれているような気もした。この桜の木は当園の第一回の卒園生が卒園記念として残していってくれたものである。

 解体されていく園舎・・どの園舎も、どの園舎も一生懸命建てたものである。数知れない思い出が残っている園舎が無残にも壊されていく。その様を見るのは辛かった。悲しかった。私の体を切り刻まれていくような気がした。そして、園舎がぜ~~んぶ無くなった。涙・なみだ・涙・かなと思ったが涙とは裏腹に私の中には今まで以上に思い出が鮮明に残った。そして、よ~し次の思い出つくりも楽しむぞという気持ちに変わっていた。未来に向かって走り出す私を見た瞬間でもあった。と同時に子どもたちが大きく羽ばたいて行く様を見た瞬間でもあった。
 い~っぱい遊ばせてあげたい。遊びの中からしていいこと、悪いことを身につけさせていきたい混沌とした今の時代に立ち向かっていける子どもたちを育てていきたいという思いが沸々と湧きあがってきた。
・心身ともに 健康で 強い子 元気な子 明るい子
・自分で考え 自分で判断し 自分で行動できる子
そして、最終的に【生きる力】を養っていけるようにしたいと思っている。

未来に向かってどんどん成長していく子どもたち。私も子どもたちに負けないように私の幼児教育をもっともっと勉強していきたいと思っている。