Vol.163
2015.05.25
☆彡。。・・ 心のふるさと ・・。。☆彡
 五月晴れの気持ちよい天気が続いている。
つばめの夫婦が一生懸命巣作りに励んでいる。が、去年巣立っていった自分たちの巣の跡がなくて戸惑っている。
本来ならばもう卵を温めて・・可愛いひなが顔を出す頃である。
それでも土を運んできては巣作りをしている。けなげに飛びまわって土を運んでくるツバメをみていると・・「ゴメンね。折角、ふるさとに戻ってきたのに」と、謝りたくなる。(今は中庭に新しい巣が出来てホッとしている)
一年に一回、南の国から【ふるさと】に戻って、子孫を残してまた南の国へと帰っていく。つばめにとっての【ふるさと】とはなんだろう?と時々考える。
同じように鮭が川で産卵して海へと泳ぎ出て、ひろ~~い海原を回遊して生まれ故郷・・【ふるさと】の川に帰ってきて最後の命を全うしていく。

まだほかにも【ふるさと】に戻って子孫を残して、また自然界へと帰っていく生き物はたくさんいる。
我々、人間も生まれ育った所(ふるさと)は、特別の意味があるようだ。
テレビドラマではないが犯人が逃亡した時、必ずといっていいように【ふるさと】に立ち戻るストーリーがある。あれはまんざらテレビドラマの中だけの出来ごとではないらしい。追いつめられると【ふるさと】の懐かしさ、匂いとかがあるみたいだ(はっきりとどんな匂いとかはわからないらしいが、おふくろ・お母さんの匂いがするらしい)

みわだい幼稚園も子どもたちの【こころ】に残る匂いがするだろうか。
旧園舎が解体される時に「ようちえんがこわれよう!さみしいね。
ぼくたちのようちえんがなくなりよう。」と涙ぐんでいた。そんな【みわだいっこ】をみると美和台幼稚園は「この子どもたちのこころのふるさとにきっとなる」と思った。

苦労して、苦労して作り上げた「美和台幼稚園」が壊れていく様をみていると
本当に辛かった。43年の思い出が・・・
でも、新園舎で遊ぶこどもたち【みわだいっこ】のこれからの日々成長をしっかりとみつめていきたいどんなに時代が変わっても≪していいこと・悪いこと≫の判断がキチンとつく子どもたち、大人に、社会人になって欲しいと願っている。そして、いつでも心のふるさと・・美和台幼稚園に遊びに来て欲しい。嫌な事件に巻き込まれる前に心の故郷に遊びに来て欲しいと願っている。