Vol.157
2014.12.03
☆彡。。・・ 思い出・そして、夢の中へ ・・。。☆彡
 12月・・師走に入り突然、寒波が、冬将軍が大暴れをしている。それまでは暖かい日々が続いていたので冬支度が出来ないままの寒さを迎えた。慌てて冬ものの服を引っ張りだした私である。

そんなある日の昼下がり・・小春日和の日差しを背に受けながら愛犬と一緒にソファーに横になった。いつしか眠りについたのだろう・・夢をみた。創立時の園の夢だった。平屋建ての園舎の中で走り回っている私がいた。トイレのドアに絵を描いてる私がいた。屋根に登って掃除をしている私がいた。広い園庭の掃除をしている私がいた。バスを運転している私がいた。花を植えている私がいた。まるで写真を撮る時の連写のようにパシャパシャと当時の幼稚園のことが映し出されていた。そして、それをみている私がいた。夢の中の私であったが、顔、形、姿は今の私であった(笑)

愛犬が私の顔をペロペロとなめて私は夢から覚めた。夢をみていた・・というのが嘘みたいに創立当時の幼稚園がパアッ~と広がって消えた。何でこんな夢をみたのだろう
多分、新園舎を建設中なので昔はこうだった、ああだった・・の思いが夢の中に現れたのだろうと思う。創立は当時はお金がなくて何をするにも、ひとつ、ひとつの物を手作りで飾り付けたものだ。ペンキを買ってきて可愛い絵を描いた。廊下にも、足洗い場にも描いた。掃除もよくした。バスも毎日のように舐めるようにして磨いた。ピッカピッカのバスに乗せたい!という思いだった。

そうやって幼稚園と共に歩いてきた私の人生。それが・・新園舎設立と同時にその【思い出の園舎】を壊さなくてはならない。壊すことによって私の幼稚園人生そのものも壊されるような気がする。泣くだろうなぁ~・・涙が溢れだすだろうなぁ~・・新園舎の完成は嬉しいがその後の取り壊しのことを考えると胸に迫りくるものがある。今も「取り壊しになるとよ・・ごめんね」と園舎に謝っている私がいる。私をいっぱいいっぱい支えてくれたのに「ごめんね」と園舎に謝っている私がいる。それほどに私にとっての【美和台幼稚園】は、私の【宝物】であり、人生の全て!である。それでも日本にはいい諺がある【心機一転】である。これを機会にもう一度、一からの出直し、いいえ、42年間の歩みの見直しを図って、私の【幼児教育】の集大成を作りあげていきたいと思う。私個人の集大成なんて微々たるものだが、精一杯!も、二杯も三杯も四杯も・・頑張ってきた証としたい。美和台幼稚園!万歳永島美智子!万歳!みんなに【感謝の気持ち】でいっぱいである。