Vol.152
2014.08.11
☆彡。。・・ 立 秋 ・・。。☆彡
 暦の上では立秋を過ぎた。そろそろ、涼しい風が吹き始めますよ。ということだが涼しい風なんて・・どこ吹くものやら・・毎日の台風情報に大雨被害にとニュースが日本列島を忙しく走りまわっている。
猛暑に厳暑に酷暑、おまけに湿度が高くてジメジメとした不快指数100%の毎日である。熱中症のニュースも飛び交っている。雷注意報も今までの注意報ではあまりあてにならない時代になってしまった・・季節の変化をどう受け止めて対応していけばいいのか。あるテレビで「一人、一人が気をつけるように」と言っていたが、どう気をつければいいのか・・相手が自然なだけに予測通りにはいかないのが実情だ。

それに伴って、毎日のように気象予報士のコメントが寄せられている。が、急激な気象変化にはついていけてないようだ。それにしても局地的なあの雨の降り方は尋常ではない。地球の温暖化・・と、言われて久しいが凡人の私はどう対処していけばいいのかわからない。

そんな中、雨の合間をぬって【赤トンボ】が、すいすいと飛んでいる。大きな目玉をくるくる動かしてはすーいすーいと飛んでいる。暑い!毎日ではあるが【赤トンボ】をみていると風を運んできてくれているような気がする。愛犬とドライブを楽しんで小さな小川のふちに車を止めて窓を開けていた。すると【赤トンボ】がスーと車の中に入って来た。愛犬も「何?」って顔をしてトンボを見ていた。運転席側の窓しか開けてなかったので全部の窓を開けた。慌てる様子もなくトンボは車の中で静止してそれから、ぐる~と回るように飛んで車の屋根の窓から外へと飛んでいった。

私は母の言葉を思い出していた。幼いころ【赤トンボ】を捕まえて、もって帰えると母から【赤トンボは仏様の使いだから捕まえたら駄目よ】といわれていたのだ。だから車の中に【赤トンボ】が入って来た時に車の窓を全開して「逃がしてあげなくては」と思った。車の中で静止して羽だけを動かしていた【赤トンボ】じっと私を見つめているような気がした。
そこの小川は母と愛犬とよく一緒にドライブを楽しんだ場所だった。私はふと・・今のトンボは母だったのでは・・と思った。新盆で母がお浄土の世界から「ミッチー、また一緒にこれたね」と言ったのではないか・・という思いに駆られた。慌てて車から降りて【赤トンボ】を探したが、もうどの赤トンボかわからなかった。母が他界してもまだ母の面影を抱きしめている私である(涙)