Vol.151
2014.07.28
☆彡。。・・ 猛暑・酷暑・その中で ・・。。☆彡
 猛暑の中、今日も蝉たちが我を競って鳴いている。短い夏を謳歌していると共に、一日も早く子孫を残すべき戦いが繰り広げられている。精一杯に生きて、精一杯に短い命に全てをかける蝉。燃焼した命がやがて土にかえり7年余りの時を経て、また地上へと戻ってくる。 短い命を燃やし地上に戻ってくるまでの長い年月がたくましく蝉を育むのだろうか
私も、急がず、慌てずじゅっくりと子どもたちと向き合っていきたいものだ。

一学期の修園式が終わると年中のお楽しみ会が始まる。園にくるとすぐカレーの準備にかかる。危なっかしげに包丁を握りしめて、じゃがいも、ニンジンを上手に切っていく。「給食の先生たちもこんなにふうに切りよった」とか「ママもカレーを作ってくれる」とか「私は甘口がいい」とか「昨日、練習してきた」とか、野菜を切るまでの順番を待っている子どもたちの会話は本当に楽しいものがある。しかし、いざ本番で包丁をもつ時はどの子も真剣に野菜切りに挑戦していた。中には切り終わった時に「ふっ!」とため息をつく子もいた。

スイカ割りをして、海で磯遊びに興じる子どもたち。「カニがいた!」「イソギンチャクがいた」「綺麗な貝殻をみつけた」子どもたちの瞳は100%キラキラに輝いていた。
磯遊び・・私が小さい頃にいっぱい遊んだ海だ。その頃は、ウニタコカキなどもたくさんいた。岩をどけるとそこにタコがグニューグニューと動いている。上手に捕まえないとすぐ逃げ出す。墨をはいて海面を真っ黒にして逃げ出す様は何ともいえずユニークなものである。それでも捕まえると腕に絡みついて痛いその痛さが今も私の脳裏に鮮明に残っている。

それを今の子どもたちにも経験させることが出来るなんて。私はやはり成るべくして「幼稚園の先生」になったのかなと思う。(学生の頃の夢はそうではなかったが) 今の時代は暑いというが私が小さい頃も暑かった猛暑だった。その中でもいっぱい遊んだ。日が暮れるまで遊んだ。海は私の一番の遊びの場所であった。陽に焼けて背中がヒリヒリして皮がむけて・・。それでも遊んだ。熱中症なんてなかった。水分補給なんてなかった。暑い時は日陰を探してちょっと休んでまた遊んだ。何が変わったのかなぁ~やはり、環境かなぁ~?それでもいっぱい遊ばせてあげたい私である。