Vol.146
2014.03.31
☆彡。。・・ 一年度の終わりに ・・。。☆彡

 今年も園庭の桜の花が満開となり春の訪れとともに新年度への準備を促してくれているようだ。と同時に【一年間、お疲れ様でした】と労をねぎらってくれているかのように優しくゆれている。
桜の花とともに一年が始まり、一年が終わっていく。日本ってなんと素晴らしい国なのかいつも日本の四季が大きく私を包み込んでくれている。

今年も色々な思い出が私の心に宝物として輝いているが・・その中で特に私にとって、幼稚園にとって一番大きな決断の年でもあった。美和台幼稚園、創立42年目にして新園舎の設立に踏み切る決断をしたことだ。重い決断ではあったが【園児の安全性】を考えると建て替えの時期がきたのかなぁ~と思った。福岡市の小・中学校でも耐震構造のための補強がなされている。建築業者の方に「補強をしてどれくらいもちますか」と尋ねたところ「補強はあくまでも補強であって何年もつかの保障はありません」とのことだった。

それなら子どもたちの安全性と共に子どもたちと一緒に楽しくて明るく笑顔がいっぱいこぼれる園舎・・幼稚園をたてようと思った。夏の暑い日、運動会の練習で汗をいっぱい流して部屋に入るときには爽やかなミストがふわぁ~湧きでて暑さを癒してくれたらいいなぁ~と思う。熱中症も防げるかなぁ~と夢が湧いてきた。「そうだ!給食室は3階につくろう」(当園には早くから自園に給食室がある)出来たてほやほやの給食をみんなで食べよう・・栄養士・調理作業の先生たちがどのようにして給食を作っているのか?これを子どもたちが見ながら食べる給食はより以上に子どもたちの栄養となり、血となり、肉となり、骨となっていく・・子どもたちがすくすく育つように、健康で、強い子、元気な子、明るい子に育てていきたい。そして、自分で考え、自分で判断し、自分で行動できる子に成長していって欲しい・・と、夢が次から次へと湧いてきた。
その反面・・新園舎が完成した暁には・・既存の園舎の取り壊しが始まる。
幼稚園と共に育ってきた私・・いいえ・・幼稚園に育ててもらった私。取り壊しとなるとわが身を削られる思いである。私が頑張ってきたものが、歴史が、足跡が全部壊されてしまうような気がする。

しかし初心を忘れず心機一転し、また新たな【美和台幼稚園】の歴史を、足跡を残していきたいという思いが今は沸々と湧いてきている。完成する園舎を楽しみに歩いていきたい。一年間【ありがとうございました