Vol.142
2013.11.19
☆彡。。・・ 虹・にじ・虹・パート2 ・・。。☆彡

 木枯らしが吹きつける季節となった。園庭の桜の木も寒そうに枝を震わせている。その中を今日も元気いっぱいに走り回る【みわだいっこ】たち。風に吹き飛ばされて暴れている空の雲と競争をしているかのように走り回って遊んでいる【みわだいっこ】たち。それも裸足で41年前に当園を創設して以来【健康が一番・元気が一番】を教育目標に掲げ、それを貫き走り続けてきた私。いいえ、時にはくじけそうになり、立ち止まり、落ち込んだり、園を無断で抜け出して人里離れた山奥に隠れたり・・今を振り返れば、あっはは・・と笑い飛ばせることなのに、当時は死ぬほどに苦しんだものだ。その苦しみをあっははと笑えるようになったということは、やはりみんなの支えが、協力があったからだと思う。みんなに支えてもらって助けてもらって共に歩いてもらったからこそ今日の【美和台幼稚園】があると思う。みんなに【感謝感謝感謝】である。
先般のコラムで「」のことを書かせていただいたが、みんなで感動した虹の成果が出た。【願書受付】が終わった後、みんなに受付数を話すと「よかったぁ~!」「嬉しい」と、拍手の嵐があった。そして、みんな・・涙を流して喜んでくれた。入園説明会の前日に見た【】その時と同じ【感動】を分かち合うことが出来た。やはり教職員と【】がひとつにつながったと思った。この日にもらった【感動】を大切にしなければ・・と、今もこれからもずーと自分自身に言い聞かせていきたいと強く思った。しかし・・人間・・誰しも(いいえ、私だけだと思うが)今もらった【感動】を時が経つにつれて薄れていくことがある。そんな時、私は園庭に堂々とそびえたつ「二本の桜の木」にそ~っと手をあてて自分自身を戒めるようにしている。「二本の桜の木」は当園の第一回の卒園生38名が卒園記念として残してくれたものである。桜の木にそ~っと手をあてると第一回の卒園生の声が聞こえてくる。当時の私の年齢26歳に戻ることが出来る。「おごりがないように!天狗にならないように!背伸びをし過ぎないように!初心を忘れないように!」と、桜の木が、卒園生が私を戒めてくれる。
有難いことだ。桜の木にも卒園生にも見守られて成長していく【みわだいっこ】たち。私もみんなに恥じないように【幼児教育】に専念していきたい・・特にこの年齢になって強く思うようになった(笑)

今、職員室ではミシンの音が心地よく響いている。来る12月7・8日に行われる「遊戯会」の衣装を職員が手作りで縫ってくれているのだ。よくもあんなに器用にミシンが操れるものだ・・と感心させられる。人間一人ではない・・一人では何もできない・・よく言われることだが、まさに私はみんなに助けてもらって今日を迎えている。これからも楽しい日々を謳歌していきたい。