春を迎えて芽吹いた新芽が、季節の流れとともに青葉、若葉の美しい季節と移り変わってきた。うっすらと流れていく雲、キラキラと輝く木漏れ日に照らし出されて遊び回る【みわだいっこ】
五月晴れの空には子どもたちの手作りのこいのぼりが泳いでいる。♪~やねよりたかいこいのぼり おおきなまごいはおとうさん~♪スピード化された時代ではあるが、日本にはとてもよい伝統が受け継がれている。あどけなく、元気いっぱい走るまわる子どもたちの【笑顔】は、昔も今も変わらない。いつまでも子どもたちの【笑顔】を奪うことがない時代を築き上げていきたいものである。
遠足が終わり、大型連休も終わり、泣く子もいなくなり、今からは子どもたちの本格的な友だちつくり、仲間つくりが始まっていく。喧嘩も物の取り合いも出てくる。時としては噛みつきもある。集団で過ごすのだから当然のごとく怪我も生じてくる。意見が通らずにすねる子も出てくる。保護者には心配・不安の種かも知れないが、新緑の、若葉が、青葉が、深緑に変わって大きな森を作っていくように、子どもたちも色々なことを経験して【成長】していくのである。
喧嘩も【成長】には欠かせないものである。怪我も欠かせないものである。喧嘩をしながら怪我をしながら【痛い】とうことを悟り、お互いに【ごめんね】と謝ることを覚えていくのである。謝ることで相手の気持ちがわかる子に、優しい子に成長(育って)していくのである。
料理でも同じである。塩は舐めるから辛いということがわかり、砂糖は甘いといことがわかる。料理も何回も何回も作るからさじ加減がわかり、その家の家庭料理が出来あがっていくのである。俗にいう【おふくろのあじ】である。
どんなにたくさんの料理のレシピを知っていても、実際に作ってみないと美味しいのか、まずいのかがわからない。実際に作ってみて調味料や火の加減をどうすればいいのか・・が、わかってくる。
集団の中での子どもたちにも色々なことを経験させていきたいと思う。その中には、喧嘩も怪我も付き物だということも保護者に理解していただければありがたい。ただ、防げる怪我や喧嘩は未然に防いでいきたい。これは、常に心がけて行動をしていきたいと思う。そして、自分で考え、自分で判断し、自分で行動できる子どもたち【みわだいっこ】を育てていきたいと思う。