☆彡。。・・ やっぱり！幼稚園の先生って・・。。☆彡
彼が帰って来た。お土産と報告があるから・・と言って、帰ってきた。今、ベルリンから帰って来たばかりなので、ちょっと、時差ボケがある・・と言いながらも帰って来た。真っ黒に日焼けして、それでも元気に帰ってきた。「おかえりなさい」「ただいま」それだけでよかった。
成績はいまひとつだったが、世界で戦えたことがとても勉強になったと言う。
走るコース、目印となる景色が次から次へと変わっていくのも勉強になったと言う。大学生になっても「園長先生」と尋ねて来てくれることが嬉しい。
ましてや、お土産までも！やっぱり！幼稚園の先生って素晴らしい仕事・・というよりも宝物のように大切にしたい仕事である。
校区の運動会があった。一応、来賓席に座らせていただいた。「園長先生」と肩を叩かれた。振り向くと・・一人の女性が・・。「Kちゃん？」「嬉しい〜！覚えてもらってて」と、声が弾んだ。Kちゃんは当園の第二期生の卒園生だった。
３人の子のお母さんになっていた。幼稚園の頃の話に花が咲いた。
「園長先生・・」と、ある男の子が遊びに来た。話を聞くと高校を中退したと言う。まぁ〜、人生いろいろさ！と話しているうちにその子に教えられた。
高校を中退して今、板前の修業中だと言う。「園長先生、魚は痛かろうねぇ〜」としみじみと話す。まだ生きてるのに包丁で切られてさ・・。魚は自分で痛い！と、言えないから切られてもバタバタと動いて一生懸命に抵抗する・・可哀そうやね・・と言う。「だから、俺は絶対！人を殴ったり切ったりせん・・そして、食べ物を大事にせんといかん」と言う。高校は中退したかも知れないけど、それ以上にこの子は大切なことを学んでいる！と感心されられた。料理が作れるようになったら私に食べさせてくれるそうな。ありがたい、ありがたい。
高校生が「園長先生〜！」と園に飛び込んで来た。興奮した顔・・嬉しそうな顔・・体全体から喜びがにじみ出ていた。その子は、とある高校のラグビー部だった。ラグビーで海外留学が決まったと言う。はちきれんばかりの【笑顔】ニコニコと笑う笑顔の中に真っ白な歯がキラキラと光る。私は、ギュッーと抱きしめていた。【俺、頑張るけん】その子の温もりが・・胸の鼓動が今でもはっきりと私の中に残っている。
まだまだ、たくさんの【感動】をいただいたが・・私は幼稚園の先生でよかった！どんな小さなことにでも心動かすことが出来る幼稚園の先生を目指していきたいと思う。子どもたちと一緒に遊びながら。