Vol.122

2012.06.07 Up

☆彡。。 創立40周年記念式典を終えて。。☆彡

 昭和48年設立の当園・・開園当初を思い出す時・・幼稚園の周りを取り囲むようにして白爪草・・クローバーの花が咲き乱れていたことを思い出す。
まだ幼稚園周辺には学校も公民館もなく、民家も少なかった。
咲き乱れるクローバーを、子どもたちと摘んでは首飾りを作ったり、カチューシャみたいなものを作ってよく遊んだ。

幼稚園で飼っていたウサギもクローバーの野原に連れて行くと、解き放たれた矢のようにピョンピョンと跳ねまわって遊んでいた。ふと気がつくと、うさぎの姿が見えない。子どもたちと一緒に「ぴょんちゃ〜ん!ぴょんちゃ〜ん!」と、大声で叫びながらうさぎ探しをしたのも、昨日のように思い出される。楽しかった何もかもが楽しかった毎日が楽しかった。時間が経つのも忘れてよく遊んだ。

最初の頃はよく怪我をしていた子どもたち。いっぱいいっぱい遊んでいるうちに、ほとんど怪我がなくなった。遊んで、遊んで・・遊びこなしていくうちに、どうすれば怪我をしなくていいのか・・どうすれば怪我を避けることが出来るのか・・を、子どもたち自身が経験】の中から学んでいったのだ。
子どもは賢い体験・経験したことはすぐ吸収することができる。子どもは天才だ。だから、今でも私は子どもたちに教えられることばかりである。子どもって凄い!この一言である。

私は自ら好んで、幼稚園教師の道を選んだわけではない。自ら好んで、幼稚園経営の道を選んだわけでもない。気がつけば・・今日があり、学校法人 九州筑紫学園 美和台幼稚園・理事長・園長の私がいる。何故大学に行ったのだろうか何故幼稚園教師になったのだろうか何故幼稚園経営の道を選んだのだろうか・・答えはみつからないが、今日、創立40周年の美和台幼稚園がある事実はまぎれもなく本物だ。40周年が、50周年、60周年、70、80・・と続いていくようにと願って後継者に【美和台幼稚園】を・・【幼児教育】を託していきたいと思う。
自生していたクローバー・・今ではあまり見なくなった。でも、私の中には鮮明に残っている。経験したこと、触れたり、匂いを嗅いだり、摘んで遊んだこと、そぉ〜とかごの中に入れたこと・・タイムスリップしたかのように思い出される。【みわだいっこ】に、いっぱいの経験と、いっぱいの思い出を残してあげたい。色々なことにチャレンジをさせながら。