☆彡。。 創立40周年記念式典を終えて。。☆彡
昭和48年設立の当園・・開園当初を思い出す時・・幼稚園の周りを取り囲むようにして白爪草・・クローバーの花が咲き乱れていたことを思い出す。
まだ幼稚園周辺には学校も公民館もなく、民家も少なかった。
咲き乱れるクローバーを、子どもたちと摘んでは首飾りを作ったり、カチューシャみたいなものを作ってよく遊んだ。
幼稚園で飼っていたウサギもクローバーの野原に連れて行くと、解き放たれた矢のようにピョンピョンと跳ねまわって遊んでいた。ふと気がつくと、うさぎの姿が見えない。子どもたちと一緒に「ぴょんちゃ〜ん!ぴょんちゃ〜ん!」と、大声で叫びながらうさぎ探しをしたのも、昨日のように思い出される。楽しかった!何もかもが楽しかった!毎日が楽しかった。時間が経つのも忘れてよく遊んだ。
最初の頃はよく怪我をしていた子どもたち。いっぱい!いっぱい!遊んでいるうちに、ほとんど怪我がなくなった。遊んで、遊んで・・遊びこなしていくうちに、どうすれば怪我をしなくていいのか・・どうすれば怪我を避けることが出来るのか・・を、子どもたち自身が【経験】の中から学んでいったのだ。
子どもは賢い!体験・経験したことはすぐ吸収することができる。子どもは天才だ。だから、今でも私は子どもたちに教えられることばかりである。子どもって凄い!この一言である。
私は自ら好んで、幼稚園教師の道を選んだわけではない。自ら好んで、幼稚園経営の道を選んだわけでもない。気がつけば・・今日があり、学校法人 九州筑紫学園 美和台幼稚園・理事長・園長の私がいる。何故?大学に行ったのだろうか?何故?幼稚園教師になったのだろうか?何故?幼稚園経営の道を選んだのだろうか・・?答えはみつからないが、今日、創立40周年の美和台幼稚園がある事実はまぎれもなく本物だ。40周年が、50周年、60周年、70、80・・!と続いていくようにと願って後継者に【美和台幼稚園】を・・【幼児教育】を託していきたいと思う。
自生していたクローバー・・今ではあまり見なくなった。でも、私の中には鮮明に残っている。経験したこと、触れたり、匂いを嗅いだり、摘んで遊んだこと、そぉ〜とかごの中に入れたこと・・タイムスリップしたかのように思い出される。【みわだいっこ】に、いっぱいの経験と、いっぱいの思い出を残してあげたい。色々なことにチャレンジをさせながら。