Vol.118

2012.03.29 Up

☆彡。。 ・・さよなら・・23年度・・こんにちは、24年度・・。。☆彡

 例年になく桜の開花が遅い・・本来ならば「きれいねぇ〜!」と、お花見見物に酔いしれるところだが・・中々、咲いてはくれない。つぼみは大きく膨らんでいるのに・・今か今かと、桜自身も咲きたがっているのにまだ開花にいたってない。幼稚園の園庭が、前の公園がピンク一色、桜の花一色に飾られるのにまだ咲かない。
毎日、幼稚園の門をくぐるたびに大きな桜の木を見上げては「まだ、咲かないの?」と桜に問いかけている私がいる。他の職員も「あと少しですねぇ〜」と、やはり桜の木を眺めている。
まだ、咲いていない桜の花だが・・こんなにみんなに開花を待ってもらえる桜の花って、幸せだなぁ〜って、思う。
私はこの桜のようにみんなに待ってもらえる人・・人間だろうか・・?と、今、桜を自分に置き換えて自問自答している。

平成23年度も、大きな事故怪我もなくこの年を終えようとしている。そして、またひとつ思い出のページを作っていこうとしている。卒園していった170名の【みわだいっこ】も、思い出をたくさんもって巣立って行ってくれた。この【みわだいっこ】に負けないくらいの思い出を私もポケットに、胸に、頭に、心に・・体全部に刻み込んで新年度を迎えていきたいと思う。

ドラえもんではないが・・なんでもポケットに思い出を刻み込んでいると、いつでも取り出して思い出に浸ることができる。私もドラえもんに負けないくらいのポケットがあるぞって、自慢できそうな気がする(笑)

まだ・・咲いてくれない桜の花・・これは、美和台幼稚園の第一回の【みわだいっこ】が、卒園記念の記念樹として残していってくれたものである。卒園式当日・・38名の卒園生がみんなで植えてくれた桜の木・・つい、先日のようにはっきりと思い出される・・あの日から40年の時が流れて美和台幼稚園の歴史が刻まれていった。
初心に戻って・・原点に戻って・・私も桜の花のようにみんなに待ってもらえる【人・人間】になりたいと思う。子どもたちに、保護者に、職員に、地域の人たちに、風に、空気に、流れる雲に、海に、川に、自然界の何物にも・・・待ってもらえる【人・人間】になりたいと思う。そして、悔いが残らない私の【】をまっすぐ歩いていきたい。時には立ち止りながら、時には笑いながら、時には【】をいっぱい感じながら一年間【ありがとうございました