Vol.115

2012.02.02 Up

☆彡。。ひとつの音・ひとつの楽器・そして。。☆彡

 2月7日・8日に行う【楽器演奏会】のリハーサルをした。その学年に、そのクラスに合った曲と歌が選ばれている。一クラス、一クラスの曲を聴いていると、それぞれのクラスの特徴がよく出ている。子どもたちの持ち味も担任の持ち味もそれぞれに生かされている。と同時にこれほどまでに担任のカラーが出るものか・・と再認識させられた。
幼稚園の子どもの年齢は『模倣期』とよく言われるが、まさにその通りである。担任が笑顔で子どもたちに接していると、子どもたちの緊張の糸がほぐれているし、担任が緊張して子どもたちに接していると、子どもたちの顔から笑顔が消えている。担任の思いが、しぐさが、気持ちが、表情のひとつ、ひとつが子どもたちの【】に、映し出されている。我々教師はいかに責任ある態度で、意識で子どもたちに接していかなばならないか・・【幼児教育】の大切さも再々確認させられた。

楽器演奏会】楽しい器、器が楽しい、演じながら奏でる、奏でながら演じる。
音楽】音を楽しむ、楽しい音。
合奏会】合わせながら奏でる、奏でながら合わせていく。
当園の【楽器演奏会】も楽しく、笑顔いっぱいの、そして、それぞれのクラスの持ち味を生かした【楽器演奏会】にしたいと思っている。

このリハーサルに際してあらためて感じたことがある。ひとり、ひとりの子どもたちが持つ楽器が奏でられて、それがひとつになって曲を作りあげていく。鍵盤ハーモニカがあって、太鼓があって、シンバル、タンバリン、鈴、トライアングル、木琴、鉄琴・・・
どれひとつ足りなくても、欠けてもひとつの演奏(曲)にはならない。シンバルにはシンバルの良さが、鈴には鈴の良さが、トライアングルにはトライアングルの良さが・・・それらの楽器が集まって、ひとつになって、協力し合って綺麗な、可愛い曲となって聞いている人の【】を揺さぶっていく。クラスも同じである。ひとり、ひとりの子どもたちの持ち味を生かして、ひとり、ひとりの集まりがひとつのクラスになっていく。それが全体につながって【みわだいっこ】の集まりとなる。ひとつ、ひとつを大切にして、ひとり、ひとりを大切にして、大きな、大きな大輪の花を咲かせていきたいと思う。今回の【楽器演奏会】も、ひとつ、ひとつの楽器の持ち味を生かして、子どもたちの【】をひとつにして、楽しい、温もりのある演奏会にしていきたいと思う。勿論、保護者の温かい拍手をいただきながら。