☆彡。。・・台風、そして、青空・秋空・日本晴れ〜!・・。。☆彡
あんなに暑かった夏が・・残暑が、台風を迎え撃って急に涼しくなった。
こんなに急に秋の訪れを感じるのも何年振りか・・やはり、どんなに人間の頭脳が発達していても自然の前には沈黙である。自然は凄い!美しくもあるが恐怖でもある。いかに自然とうまく付き合っていくか・・課題は残されたまま時間だけが過ぎ去っていく。私たちに出来ることはなんだろう・・と、考えさせられる日々である。
そんな中、震災にあった東北のとある中学校の卒業生の答辞の中で「天を恨まず、運命を恨まず・・今、自分に出来ることは何か?を考えて必ず!この町を復興させてみせる」という答辞の一部を聞いて鳥肌がたった。何か私に問いかけられているような気がした。今も答えはみつからないままだが私に出来ることは、私に与えられている【幼児教育】の大切さを、もっともっと子どもたちと共に、教職員と共に、そして、保護者の方々に協力をしていただきながら子どもたちの可能性を引き出せる場をたくさん作っていくことだと思った。
当園の運動会・・9月23日に行うが、子どもたちも職員も運動会の練習に汗を流している。一緒に練習をしていて気づくことだが、みんな楽しそうに練習に参加している。練習の中休みのお茶タイムは特にニコニコ笑顔である。
年長組が練習しているときは他の学年はテントの中で年長の練習をみている。
「年長さん、すごいね。じょうずやねぇ〜!かっこいいねぇ〜!」と、拍手を送っている。「どこがじょうず?」と聞くと、「おててがピンと伸びてる」とか「力が強い」とか「走るのが速い」とか・・答えが返ってくる。年中・年少組もちゃんとみているんだなぁ〜と思った。逆に年長組に聞くと「年少さんは可愛い」とか「年中さんもがんばりようね」とか「年中の競争遊戯に出てみたい」とか・・の答えが返ってきた。違う学年の練習もよく見ているんだなぁ〜と思った。
運動会を通して幼稚園がひとつになっているように感じた瞬間でもあった。
今の私の子どもたちへの言葉かけは「上手・上手!」「かっこいい・かっこいい!」このふたつである。「園長先生、私もかっこいい?」とは、年少の女の子だった。
「そうAちゃんがい〜ちばん!かっこいい」というと、チョッピリ照れながら走って行った。黄金に輝く稲穂が風にざわざわと揺れている。その周りに真っ赤な彼岸花が咲いている。ふとみると赤い彼岸花の中に白い彼岸花を見つけた。彼岸花は赤と思っていたが白い花もあるんだな〜と思った。黄金の稲穂・・と思っていたが赤米の稲穂は赤紫色だった。萩の花もピンク・・と思っていたが、白の花の萩の花も見つけた。子どもたちにもそれぞれの色がある。この子は何色!と決めつけずに、色々な色の美しさをみていきたい・・それが、私に与えられている役目ではないか!と、私の幼児教育に対する思いがかきたてられた。