Vol.096

2010.12.17 Up

☆彡。。・・私たちの仕事・・。。☆彡

  例年になくよく雨が降る冬だ。ましてや雪も。毎年、暖冬だったのであまり寒さに慣れていなかった私。急に冬支度である。えっ?セーターはどこに?コートはどこ?と、久しぶりに箪笥やクローゼットの中を見た。これまた、えっ?だった。いつもジャージ姿で子どもたちと一緒に遊んでいるので、箪笥、クローゼットの中にはジャージとトレーナーしか入ってなかった。まぁ〜なんと色気がないものか・・と、くすくすと笑いがでた。買い物に行くのもめんどくさいので、いまだに、ポロシャツにエプロン姿で遊びまわっている。
まぁ〜子どもたちと遊びまわっていれば温かいからいっかぁ〜・・てなもんだ。
要するにずぼらな性格である。

前置きが長すぎたが、福岡では今年の11月に市長選が行われた。8名の立候補者が選挙戦に突入され、「私に清き一票を!」が、街中を走りはじめた。当園にも候補者の方が挨拶に見えた。熱く決意表明を語られて【幼児教育】の大切さも語られた。その時の私は「こんなに幼稚園の実情がわかって、幼児教育の大切さもわかってくださっているなら・・」と応援する気持ちが動いた。それに、その候補者の方の講演会にも参加したこともあって「立派な人だなぁ〜」という印象がとても強かったので、私の一票を託してみよう・・と思った。
ところが・・だ!ある日、突然、立候補の辞退があった。えっ?なんで?もう選挙戦は始まっているのに・・と思った。そして、テレビで辞退のインタビューを聞いてがっかりした。何故?途中でやめるのか・・?
私は最後まで戦いたいのです。でも、負けるとわかったので辞めるのです。勝つ!とっわかっていれば最後まで戦います。」と言われた。なんじゃーこりゃ!私は自分の耳を疑った。負けるとわかったから辞める。これも勇退なのかもしれない。でも、私たちは子どもたちに【諦めずに最後まで頑張れる子が一番なんだよ】と教えている。【もう負けるから頑張らなくてもいいんだよ】なんてことは一度も言ったことがない。マラソンをしても縄跳びをしても、鉄棒、サッカー、ドッチボール、絵を描くこと、給食を食べることも・・最後まで頑張ることが大切・だいじなこと!と話している。昔話を引き合いに出していいものかどうか・・だが、【ウサギとカメ】だって、最後まで頑張ったカメに拍手が起こり油断大敵を教えているではないか。途中でサボってはいけませんよ・・と諭しているではないか・・。この候補者にはがっかりだった。ただ、がっかりしたのではない。元福岡市の教育長という肩書をもった候補者だった。だから、余計にがっかりだった。「これが元教育長かい。福岡市の教育委員会もたいしたことないぞ・・!」と悔しかったし、情けなかった。何事においても最後まで頑張りとおす子を【美和台幼稚園】は、育てていきたい!