☆彡。。・・徒 然 に・・。。☆彡
とある施設の役員会に出席した。その場所についたとき驚くほどに真っ白に咲いている一面のクローバーの花畑に懐かしさを覚えた。その景色を見たとたんに学生時代・・いいえ、子ども時代にタイムスリップしたような気がした。
友達と一緒に花を摘んでは、首飾りや冠を作って遊んだ。
そして、四葉のクローバー探しに夢中になったものである。見つけては大喜び!そ〜っと手に握りしめ『夢が叶いますように』『いいことがありますように』と、胸ときめかしは、うふふ・・と笑みがこぼれたものだった。この笑みがつい最近のような気がした。家に持って帰って押し花にすべく、そ〜っと本の中に夢と一緒におさめたのもつい最近のような気がした。
わずかな時間ではあったが、幼き頃がふわぁ〜と思いだされた。畑一面のれんげそう、菜の花畑・・幻想的な光を放って飛ぶホタル・・そ〜っと両手で包んで『わぁ〜!きれい!』と、しばしホタルの光に見入ったものである。私の手の中で光を放つホタル。しばらく手の中で遊んではスーと飛び去っていくホタル。遠い昔の懐かしい夜の思い出である。
可憐なれんげそう・・みんなで摘んで首飾りを作って四月八日のお釈迦様の誕生日にお寺に持っていく。お釈迦さまの首飾りの出来上がりだ。そして、お釈迦さまに甘茶をかけて、一緒に私たちも甘茶をいただく。これも遠い懐かしい幼き頃の思い出である。
菜の花畑・・幼い私たちの背丈以上もある菜の花ばたけ。その中で、よくかくれんぼ遊びをした。隠れるのに走りまわると菜の花がざわざわと揺れた。みつばちが忙しそうに飛びまわっては蜜を集めていた。ミツバチも菜の花の花粉で黄色くなっていた。
やがて、菜の花の実がはじけ始めると「なたね油」の出来上がりである。そして、枯れてしまった菜の花を焼く風景・・夕方から火がつけられ、夜空を真っ赤に染めながら、ゆらゆら・・時にはゴッーと激しく怒りを噴き出すかのように燃える菜の花。綺麗!怖い!というよりも淋しかった。かくれんぼをして遊んだ菜の花畑が消えていく。消えいく菜の花畑を後にしてしょんぼりとして帰ったものである。
今の子どもたちにもこんな経験をさせたい。こんな思い出をたくさん残していきたい。色々なことに挑戦させて、成功も失敗も人生!ということを今のうちから感じとれる子・・人に育っていって欲しいと願っている。