☆彡。。・・心の宝物・宝物の心・・。。☆彡
2010年の幕開け・・新成人がすべて平成生まれとなった。
明治は遠くになりにけり・・と言われていたが、いつしか昭和も遠くになりにけり・・と言われるようになるのだろう。この平成と言われる時代が明るい、楽しい、思いやりいっぱい、夢をもてる時代であって欲しいと願いつつ・・・しばらく休んでいた「園長コラム」を、再開したい。
ちょっと体調をこわして園を休ませてもらって、久しぶりに園に行くことが出来た。門の所で遊んでいた子どもたちが「あっ!園長せんせん!」と私を見つけて走りよってきてくれた。「園長先生に会いたかったよぉ〜」「園長先生がいなかったから寂しかったよ」「もう病気治った?」「お母さんが園長先生がいないから美和台幼稚園が寂しいね、って、言ってたよ。」
まさか子どもたちからこんな言葉を聞くなんて思ってもいなかった。嬉しかった。【ありがとう。待っててくれてありがとう。待ってもらえることがこんなに嬉しいなんて・・ありがとう!ありがとう!】でも、声に出すことが出来なかった。言葉に出すことが出来なかった。
涙、なみだ、涙で、ただ、子どもたちをいっぱい!力の限り抱きしめていた。
「園長先生、大人が泣いたらおかしいよ」女の子が慰めてくれた(叱ってくれた)
「そうだね。大人が泣いたらおかしいね。」私は涙を拭きながら「園長先生の病気はもうよくなったよ。またみんなで遊ぼうね。」
「よかったねぇ〜!」ニコニコ笑顔に囲まれた私。病気だったのにこんなに嬉しかったことはなかった。医者に「無理は禁物ですよ。」と言われていたが、それも吹っ飛んでしまった。
人は人に必要とされている・・と感じた時に、感動が、優しさが、楽しさが、愛が・・・育っていくものである。病室から見上げる天井、空、走る車、並木道を見ては【早く幼稚園に帰りたい。子どもたちに会いたい】そればかりだった。退院の許可が出て、職場復帰したとき、私を待ってくれる子どもたちがいてくれた。私を必要としてくれる子どもたち、職員、保護者がいてくれた。
地域の方々からも「退院できてよかったですね」と声をかけていただいた。
嬉しかった。幸せだった。体調を崩したのは不幸だったが、子どもたちに待ってもらえた、必要とされていた。これが私の「心の宝物・宝物の心」だ。
なんと私は幸せな園長だろうか。美和台幼稚園!万歳!ばんざ〜い!
元気な【みわだいっこ】ありがとう。日本一の【みわだいっこ】ありがとう!