Vol.069

2009.01.14 Up

☆彡。。・・的確な指示・迷いの指示・・。。☆彡

 犬のアジリティー大会・・・皆さんはご存知だろうか。
オリンピックなどでみる、馬の競技大会の縮小版みたいなもので、種目を犬の目線(体型)に合わせた競技大会だ。世界的な大会もある面白い競技だ。

 大体、1〜20位の種目があって、バーを飛び越えたり、吊るされたタイヤを飛び越えたり、シーソー、橋を渡ったり・・・して、タイムを競っていく競技である。
まず、与えられた1〜20位の種目に番号札がおいてあり、飼い主(ハンドラー)が、そのコースを覚えて、いかに効率よく、最短距離で、しかも早いタイムで20番までの種目をこなしていくかの競技である。
走る順番を間違えたり、タッチをしなければならない所をタッチせずに次の種目に行くとその場でアウト・・終了である。
犬と飼い主の息のあった競技には目を見張るものがある。

優勝する犬を見ていると、指示を出す飼い主が的確な指示を犬に送っている。そして、犬から目を離すことがない。犬も飼い主から目をそらすことがない。常に犬にあった指示を出している。それに犬が一生懸命答えている。競技が終わった後も「僕、頑張ったでしょう」とでも言いたげに、自慢そうに飼い主を見ている。また、飼い主も犬を褒めて、褒めて、褒めちぎっている。

逆に的確な指示がなく、飼い主が迷ったり、コースの外側を大きく回ったり、指示が二転、三転すると犬がその指示について行けずに立ち止まったり、違うコースを走ったりする。犬はウロウロして走るコースを見失ってしまう。
そんなとき、飼い主は大体、犬を叱っている。
そうじゃない。的確な指示を出すことが出来なかった飼い主が悪いのである。犬は飼い主に従順である。飼い主の指示通りに動く。

 幼稚園ではどうだろうか。常に的確な指示が出されているだろうか。出しているだろうか。迷いの指示を出してはいないだろうか。
的確な判断に的確についてくる犬。それが優勝へとつながっていく。
当園の優勝(目標達成)も、的確な判断のもとで達成できると思う。
判断の基準を見直すきっかけを作ってくれたわが愛犬に【感謝】をしつつ、私も愛犬とともに走り回って、アジリティーを楽しみたい。