Vol.042

2005.11.22 Up

自分で考え 自分で判断し 自分で行動できる子・・みわだいっこ

今日も園庭に元気な声が、笑顔がいっぱいの幼稚園である。
大型のマルチパネブロックを組み立てて遊ぶ子、縄跳びをしている子、ドッチボール、サッカー、鉄棒、砂場遊び、跳び箱・・・
どこの園でも同じような朝の風景だろうと思うが、【みわだいっこ】は、自分たちで遊びを見つけて、自分たちで遊んでいる。

 担任が園庭にトラックラインを引くと、もうバトンを持ってきてリレー遊びが始まっている。リレーの順番も自分たちで決めている。年中組が走るときは、相手も年中組になっているし、年長組のときもそうである。時々、年少組が仲間に入ってくるときがあるが、そのときも一緒に走る子は年少組の子である。

 誰がリーダーとなってそうしているのだろうか・・その様をよく見ていても、誰とはなしにリーダーが決まって、そのリーダーがうまく調整しているようだ。
昔の遊びもそうだった。子供たちがみんなで集まってきて、誰とはなしにリーダーが決まって、みんなの遊びが広がっていった。時々、喧嘩やもめごともあった。でも自分たちで解決していた。親が出てくるようなこともなかった。
自分たちで考えて、自分たちで問題(喧嘩やもめごと)解決をしていた。
自分たちで解決するので、後を引くことなどなかった。みんなが仲良しだった。
いじめなんてなかった。いじめを想像することすらなかった。

みわだいっこ】にもそれが見られる。特に「大型マルチパネブロック」で遊んでいる子どもたちは、上手に役割分担が出来ている。自分が考えた役割で、友だちと協力しながら、上手にブロックを組み立てていく。地面から二階の廊下くらいまでの高さに組み立てていく。我々大人がそのブロックに登っても崩れないように出来上がっている。
下から高くなった所へのブロックの送りがまた上手である。みんなで掛け声をかけながら「自分たち」の役割を果たしている。
まさに自分(達)で考え 自分(達)で判断し 自分(達)で行動しているのである。当園の【問いかけ保育】が生かされているのである。前回のHPにも書いたが、子供達に、どうしたらいいかな?今は何をするときかな?・・と、もっと、もっと、問いかけをしながら、子どもたちが自ら考えることが出来る環境つくりをしていきたいと思う。これは、していいこと、悪いことを判断する上にも必要なことだと思う。問いかけ・・投げかけてあげることで思考力の芽生えにもつながっていくのである。【問いかけ保育】・・続けていきたい。