Vol.040
2005.09.29 Up

★〜☆〜。。・・。。暑さ、寒さも彼岸まで。。・・。。☆〜★

  昔の人はよく言ったものだ。長年の経験と知恵が「暑いのも、寒いのもお彼岸を境に変わってくる」と言うことを悟らせた。
色々な環境の変化で、色々なことに変化が出てきたが、それでも「暑さ、寒さも彼岸まで」はそんなに違っていない。四季折々の草花も季節に応じて息吹いてくる。日本ってなんて素晴らしい国なんだろう。私は日本が好きだ。

ところが・・・9月23日の新聞(毎日新聞)に掲載されている記事をみて愕然とした。全国公立小学校の校内暴力が過去最悪の状態で、昨年度より18.1%の増だと文部科学省が発表している。中学生、高校生は減だそうだ。児童間暴力もだが、対教師暴力も大幅に伸びていると言う。
文部科学省・児童生徒課は何故、小学校での校内暴力が増えたかという見解を「小学生で感情のコントロールがきかない子が増える傾向にあるようだ。忍耐力や自己表現力、人間関係を築く力が低下しているのではないか」とみている。

本当にそうだろうか。小学生で感情のコントロールがうまく出来るだろうか。
忍耐力や自己表現力、人間関係がうまく築けるだろうか・・・

この数字は児童が我々大人に警告のサインを送っているのではないだろうか。
僕たちは、私たちは何をしたらいいの?どんな目的を持って、どんな夢に向かって、どんな道を羽ばたいていったらいいの?
我々、大人は子供たちにそんな夢や目的、希望に満ちた生き方を教えてきただろうか・・親のうしろ姿を自信をもって見せられる親・・大人だっただろうか?
感情のコントロールがうまく出来ない、忍耐力や自己表現力、人間関係を築く力が低下している・・・どうしたらコントロールがうまく出来る子になるのか、どうしたら忍耐力や自己表現力、人間関係が築けるような子になるのか・・・
大人(教師)は考えたことがあるだろうか。

これは小学生ではなく現代の大人の縮図ではないだろうか。果たして我々(私)は感情のコントロールがうまくできているだろうか、忍耐力や自己表現力、人間関係がうまく築けているだろうか。
我々(私)の足りなさを子供たちが背負っているのではないだろうか。
まだまだ、自然が豊かな国・・・日本。 火出る国・・・日本。
【心】の豊かさを、夢を、未来を、期待を持てる日本を残していきたいものである