幼児期に身につけておくこと・・基本的生活習慣!
私の家に犬のショウ君が来て1年と5ヶ月がたつ。犬とはいえ私には立派な家族となった。初めて自宅で犬を飼うので警察犬訓練学校でしつけをしてもらった。私は犬が好きだから飼ったのであるが、近隣の人にとっては迷惑かもしれない。最低限のしつけを身につけて迷惑をかけないように!そう思って、しつけ訓練学校に預けた。
幼稚園とは全然違う環境・・ではあったが、しつけの面においては訓練所も幼稚園も同じであった。
ただ違うのは訓練士は厳しかった。決して甘やかすことはなかった。徹底して訓練をしていた!ということである。しかし、出来たときは、頭の先から尾っぽまでを「じょうず!よく出来たね」と言ってなでながら褒めている。犬も訓練されているときの表情から、やり遂げた後の達成感の表情に変わっていく。
訓練士に、これまた、体いっぱいで擦り寄って甘えを表現している。そこに信頼関係が生まれてくる。私は子どもたちのしつけにあそこまできちんとしているだろうか。どこかで甘やかしてはいないだろうか。信頼関係に自信を持ってしつけをしているだろうか・・と、考えさせられた訓練のひとこまであった。
訓練所に行ったとき一匹の犬が訓練のために・・と預けられていた。
しかし、訓練が一向にはかどっている気配がなかった。
「どうしたんですか?」と尋ねてみた。
「最初からちょっと無理かな?と思ってはいたのですが」と訓練士が言う。
何が無理か・・・年齢らしい。座れ、待て、伏せ・・これらが犬のしつけの基本となっているようだが、犬も5歳の年齢を重ねるともう【しつけ】は無理のようだ。
犬の5歳・・人間の年齢にすれば35歳〜40歳ぐらいに当たるらしい。
ということは人間・・人も30歳、40歳になって基本的生活習慣を身につけるのは無理!ということにつながると思う。やっぱりしつけは幼児期!今しかない。子どもはどんどん成長する。成長の中にしつけは絶対!欠かせないものである。小学校、中、高、大学・・社会人となっていくにつれて、しつけ=基本的生活習慣が身についていたらコミュニケーションもうまくとれる。人様に迷惑をかけることもなくなる。切れることもなくなる。していいこと、悪いこと、我慢をすること、相手の立場に立って考えることなどが出来る人になっていく。
私は小さいころから祖父母に、両親に「人様に迷惑をかけない」と言われてきた。
今でも「人様に迷惑をかけない!」このことばが心に刻みこまれている。
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